石川県能登半島地震発生から13日。
現地から「オンライン報告会を」実施しました。
※以下より、アーカイブ視聴いただけます
2024年元旦、能登半島を襲った震度7の地震。倒壊や火災、津波被害、土砂災害など複合的な被害に見舞われた被災地。未だに被害の全容が見えないほど、甚大な被害となっています。
PBVは発災直後より現地入りし、支援活動をおこなってきました。
<発災後の動き>
1月2日 PBVスタッフ数名を現地に派遣
1月3日~ 炊き出し、物資配布などの開始
1月6日~ 街頭募金開始
⇒ 詳細な1月1日~の活動は【初動レポート】をご覧ください
オンライン報告会では、1月2日から石川県の被災地に入り、支援活動を続けているPBV事務局長・上島が現地の様子や支援活動について報告しました。ぜひ、現地からの生の声を聞いてください。
日 時:1月13日(土)17時~17時30分
報 告:PBV事務局長 上島安裕
配 信:PBV YouTubeチャンネル(※下記よりアーカイブ視聴可)
報告会の内容
雪の降る輪島市の社内より回線を繋ぎ、上島が現地の被災状況について報告しました。
写真と動画とともに被災状況や避難生活のようす、PBVなど支援側の動きや生活のようすなどのほか、PBVのこれまでの支援活動の経験から、発災後の災害関連死の懸念や中長期にわたる支援の必要性について説明します。
「熊本地震では、直接死約50名、災害関連死200名でした。今回もこれ以上の災害関連死が出ないことを願っていますが、被災地の環境はよくありません。避難生活を苦しめているのはライフラインの停止。まだ電気が通っていない場所が多くあり、水道もかなり壊滅的でトイレ、手洗い、入浴、調理が難しい状況が続いています。食事も一日ちゃんとあたたかいご飯が届くことはなかなかなく、朝食がサラダせんべい2枚、お昼はおにぎり、夜は民間の炊き出しを食べられて非常に喜ばれていたことも」
通信環境の不安定や渋滞によって、移動にも時間がかかり、孤立した被災者が医療にかかりづらかったり、支援者も車中泊をしながら移動している状況が語られます。
余震が続く不安により避難所が過密状態になり感染症が発生したところもあるため、行政はホテル避難所を整えて2次避難の誘導をしてもいますが、行政と民間が協力して連動しながらやってくことが求められてるという実感です。
チャットでも質問があり、「ボランティアにいきたいけれどどうしたらいいか」「物資を届けたいがどうしたらいいか」「個人のボランティアは現地へ行くなという状態が見えいて辛い」「自宅や車内で避難された方に支援物資は届いているのか」などについても、背景を説明しながらお答えしました。
最後に「被災地の復興、生活が再建されるまでには長い道のりが予想されます。報道や社会的な注目が少なくなったとしても、困っている被災者の方たちの状況は変わりませんので継続的にご支援いただけると助かります」「今の皆さんの気持ちを忘れないで支援をしていってくださればありがたいです」と呼びかけ、今後を長く見据えたひとりひとりの被災地への寄り添いが大きな力となることをお伝えしました。
今後の動き
今後も「物資・備品提供」「食事支援」「被災家屋の応急対応・保全」「避難所運営サポート」「災害支援のノウハウ提供や支援調整」「関係機関の連携調整」「災害ボランティアセンター運営サポート」「コミュニティへの支援」など、地元の団体や関係機関、支援団体と連携し、現地のニーズに合わせた支援活動を実施していきます。
ご支援・ご協力お願いします。
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