12月13日、無事に「2022年PBV活動報告会」をオンラインにて開催いたしました。
平日夜にも関わらず、多くの方に集まっていただきました。ご参加頂いた皆さま、本当にありがとうございます。
2022年は、ロシア軍によるウクライナ侵攻で未曽有の人道危機が発生し、今なお世界に深刻な影響を与えています。また、新型コロナウイルスが収束に至らない中、各地で自然災害も発生しました。国内では大人数での活動や全国からのボランティア募集を行うことができず、被災地に駆けつけたいと望んでいる方からも、「もどかしい」「離れていても何かできないか」とお問合せをいただくこともありました。
一方で、2022年は、1,000名以上の個人の皆さまから応援をいただき、企業・団体の皆さま、共に活動した地域の方や支援団体の皆さまなどと連携しながら、活動を続けることができました。心から感謝いたします。
たくさん支えていただいた皆さまに、現地を直接知るスタッフから、この1年間の出来事と感謝をお伝えしたく、報告会を「ウクライナ人道危機から国内災害まで。2022年もありがとう」との副題にて開催いたしました。
報告会では「スタッフが振り返る2022年」として、現在も静岡に滞在して台風被害の支援を継続している大塩さやかから『コミュニティ支援』について、川村勇太から『家屋の応急対応』について活動報告をしました。それぞれが現場で大切にしている「寄り添うこと」「耳を傾けること」「必要な支援を繋いでいくこと」などが語られました。また、8月入社の広報スタッフ・河野桃子が『初めての災害支援』の経験を話し、それぞれの言葉から、PBVの原点である“人こそが人を支援できるということ”の大切さを再認識する発表でした。
後半には海外支援の取組みのなかから、とくに『ウクライナ人道支援』について鈴木郁乃が説明しました。ウクライナ現地や、隣国ルーマニアなどでの支援など、なかなか届かない現地の様子や声を伝えました。現地のパートナー団体の取組みのうち、食料支援を専門的に行うNGOが10カ月に1億7,900万食を提供していること、またルーマニアで避難民支援センターを運営する団体では毎日100~150家族が利用していることなどを報告。これから厳しくなる冬を前に、越冬支援の見込みについても話しました。
終了後には、参加者がコメントを伝えてくださったり、アンケートで応援の声を寄せてくださったりと、皆さまに少しでも活動の様子やかける思いが伝わったことを感じ、とても励みになりました。
まもなく、団体設立11年目である2022年も終わりを迎えます。
PBVを支えてくださる多くの皆さまのおかげで、ここまで歩んでこられました。
報告会を終えてあらためて、被災者に寄り添う支援を行ないたい、災害はいつ起こるともわからないからこそ人と人とが手を取り合っていける社会を作りたい、という思いを強くしています。
これからも、どうぞPBVをよろしくお願いいたします!
想いをカタチに:集まれ200人!おたサポ募集キャンペーン実施中
2022年で100名を超える方々が「お互いさまサポーター」となってくださいました。
本当にありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。