Twitter Japanとサービスグラントが協働で実施した「Twitter Japan Pro Bono プログラム」に2021年9月から12月まで参加させていただきました。サービスグラントは非営利団体とビジネスパーソンを繋げる「プロボノ」を通して、日本と世界の国々を社会参加先進国にすることを目指している団体です。プロボノとは、スキルや知識を持っている社会人が、そのノウハウをボランティアとして非営利団体などに提供して下さる仕組みです。
今回はTwitter Japanの皆さんにご協力いただき、日々のツイートの内容の検討や、よりよい情報を届けるためにはどうしたらいいのかなどのアドバイスをいただきました。3ヶ月という短い期間にも関わらず、6回ものミーティングを重ね、最終的にPBV専用のTwitter活用 Playbookを作成していただきました。
話し合いを進める上で、PBVとしてTwitterをどのように活用していきたいのか、何を発信していくのが良いのかなど、運用のミッションとなる軸を改めて言語化するところから始めていきました。その中で決まったものが、
「日本全国の人たち、特に社会課題や災害支援に興味のある人たちに向けて、大きな災害が起きていない平時から、市民の防災・現在の意識を高め、行動を促し続ける。」
というミッションです。
ちょうど11月5日に「津波防災の日」があり、そのタイミングに合わせて内容を検討し、#津波てんでんこ というハッシュタグを付けて、津波にあった時にどう行動したら良いのか、何が助けとなる目印なのかなどをスレッドにして投稿しました。この投稿は今までのものよりも反応がよく、たくさんの方がリツイートをして下さったおかげで、3万回以上ユーザーが目にすることになりました。投稿するタイミングや、ハッシュタグ、言葉遣いなどを意識するだけで、今までよりも多くの方の目に止まることができました。
今回の話し合いの中で、災害に関する会話量を調べていただいたところ、やはり地震や大規模な水害発生時には会話量が増えることが分かりました。多くの方は、災害に関心があり、いち早く情報を得ようとTwitterの検索機能を駆使して、情報を集めています。Twitterではさまざまなユーザーが各地にいるので、新聞やニュースよりもすばやく最新の情報を得ることができます。PBVも災害発生時はもちろんですが、平時から有益な情報を発信し、災害に備え安心して暮らせる社会を目指していきます。
今後は作成してくださったTwitter活用 Playbookを参考に、より多くの方に災害の備えや支援に関する情報を届けていけるようにしていきたいと思います。またPBVの活動を知っていただき、一歩づつ災害に強い社会を作るために、今後も発信を頑張っていきます。ぜひPBVのTwitterをチェックして、有益だと感じた情報を広めてくださると嬉しいです。
サービスグラントとTwitterの皆さん、ご協力ありがとうございました!
ピースボート災害支援センター 公式Twitterアカウント
@PB_saigai