ピースボート災害支援センター(PBV)では、年度ごとに「活動報告」(年次報告書)を作成し、日頃お世話になっている方々へ1年間のご報告をしています。
このたび、2020年度(2020年4月1日~2021年3月31日)の活動をご報告する年次報告書が出来上がりました!
皆さまのご支援のおかげで昨年度は、国内では昨年の2020年7月豪雨、2021年2月の福島県沖地震で被災した宮城県や福島県、海外では貨物船からの重油流出被害を受けたモーリシャスなど、多くの被災地で支援活動を実施することができました。
世界中に新型コロナウイルス感染症が広がるなかで自然災害が発生し、これまでに前例のない複合災害への対応が求められる1年でした。既存の支援方法を見つめ直しつつ、直面する課題や葛藤を乗り越えるために、被災地域の皆さんや関係機関、支援団体、専門家の方々と協力して解決策や工夫を一つずつ見い出し進んでいきました。
2020年7月豪雨災害––初めて直面したコロナ禍の自然災害。命や尊厳、生活を大切にする支援を止めないために
被災地での活動を通して出会えた方々や目にした風景、私たちの活動を日々支えてくださっているお一人おひとり思い出しながら、ひとページずつ想いをこめて丁寧に作成しています。
また、これまで支援活動にご協力いただいた各所より、「被災地をともに支えていこう」という心温かく力強いメッセージをお寄せいただいています。
昨年クラウドファンディングを通じて寄付を呼びかけ、PBVと協働・連携して2020年7月豪雨の被災地を支援してくださったプロサッカー選手・清武選手や、
災害時の栄養支援の研究の第一人者として、コロナ禍の災害支援のガイドライン作成等にご助力をいただいた笠岡(坪山)先生を含む、
支援活動をお支えくださった方々すべての方々に心から感謝申し上げます!
「水害がこうも起きてしまうのは、気候変動の影響だね」
今年の8月に発生した大雨の影響で浸水被害にあった、佐賀県大町町の住民の方々よく言っていた言葉です。
私たちは、もはや地球の大気や海水の温暖化、気象災害の激甚化に気付きはじめています。
誰しもがいつ被災者になっても不思議ではない今日。持続可能性を度外視した生活の営みを見直し、私たちがこれ以上自ら気候危機を深刻化させないように努めていくことが求められています。
他方で、被災地で厳しい状況にある方をサポートし、もしも、“あなたやわたし”が被災した時に支援の手を差し伸べてくれる社会を作ることも、グローバルでローカルな共通課題です。
気候危機の深刻化と気象災害の激甚化に警鐘を鳴らし、持続可能な社会の営みの重要性と災害対応への取り組みへ
一層邁進していく想いをこめて、本誌に新設した見開きページ。
2020年度 活動報告 はWEB上でもご覧いただけます。ぜひご一読くださると嬉しいです。
◆2020年度 活動報告 PDF版は👇こちら👇から
https://pbv.or.jp/download/2020_PBV_report.pdf
今後ともPBVへのご支援・ご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
Coming Soon!「集まれ200人!おたサポ募集キャンペーン」
寄付月間の12月。PBVは「集まれ200人!おたサポ募集キャンペーン」を実施します。
今年2021年より新設した、月額寄付制度「お互いさまサポーター」としてPBVを応援してくれる仲間を増やすためのキャンペーンです。
この機会にぜひ「おたサポ」になって私たちの心強いパートナーになってくれませんか?
詳細は来月12月冒頭にHPや各種SNSにて告知いたします!