【北海道地震】11月活動レポート

本格的な冬入り前の北海道ですが、最低気温はマイナスの日が続いています。

この1ヶ月の大きな変化は、仮設住宅への入居が始まったこと。PBVもスタッフを1名増員し、厚真町、安平町、むかわ町の3町に活動場所を広げて、仮設住宅入居者への支援活動を始めました。

11月21日、今年は遅い初雪となった道南の平野部ですが、いきなり積もりました。
写真は、初雪当日の厚真町の様子。


週間天気予報の「-8℃」を見て、急遽スケジュールを見直し、18日には3町の仮設住宅談話室に除雪道具(雪かきスコップ、スノーダンプ)を設置しましたが、さっそく役立ってくれたようです。

 

建設されたプレハブ建設型の仮設住宅は、二重窓や風除室が付いていたりと寒冷地仕様で作られています。FFストーブと灯油タンクも備え付けられていますが、引越しと入居開始のときはタンクは空。せめて引っ越し作業や新生活のスタート時は暖かく落ち着いて迎えてもらいたいと、3町の役場や商工会とも相談し、灯油100ℓ分のサポートをさせていただくことになりました。第二期の工事が完成してから入居される皆さんにもきちんと届けられるよう、灯油の支援は現在も継続しています。

 

安平町では、17日に、早来・追分の両地区で「生活応援バザー」が開催されました。

町役場の企画に、地元の社会福祉協議会や新しく立ち上がった「安平町復興ボランティアセンター」、NPO、大学生のボランティアらが協力。支援物資の配布会に加え、炊き出しや子どもたちの遊び場スペース、体験イベントなど、たくさんの元気と笑顔に出会えた1日でした。

 

むかわ町では、この時期に旬を迎えた「鵡川ししゃも」を振舞うイベントが催されました。例年は1日の実施で約1,500人だった来場者。今年は、震災復興特別企画として2日間の拡大版で約2万人が来場したようです。

 

20~22日には、地元の鵡川高校の生徒たち約100人も参加して、被災した商店街の「きたはし商店」のベニヤ板を彩るウォールペイントの企画も。

きたはし商店さんとは、現在進めている仮設住宅の談話室の備品・環境整備のつながりもあり、PBVスタッフも一部お手伝いさせていただきました。

 

 

12月は、主にプレハブ建設型の仮設住宅に併設された談話室に家具や家電などの備品を搬入していく予定です。談話室を使ったイベントの計画なども始まっているようで、たくさんの人が学び、遊び、食べ、話し合える場づくりに役立てていただけるよう、引き続きがんばっていきたいと思います。

 

\応援よろしくお願いします!/
▼北海道胆振東部地震 緊急支援援募金にご協力ください。
https://pbv.or.jp/donate/2018_hokkaido

 

※北海道地震の支援活動には、伊藤忠商事株式会社様や全国の皆様からのご寄付を活用させていただいているほか、仮設住宅入居者の支援はジャパン・プラットフォームの助成事業として実施しています。