【台風21号被害】 三重県玉城町での支援を開始

 

10月下旬に発生した台風21号にて被害を受けた、三重県玉城町(たまきちょう)災害ボランティアセンターに対しスタッフを派遣し支援を開始しました。

 

 

玉城町では床上、床下の浸水家屋が合わせて484件と甚大であり、災害救助法や被災者生活再建支援制度が適用されています。発災から時間が経過し、災害ボランティアセンターに来る家財の搬出や清掃などのニーズは、地元企業やボランティアの皆さんの頑張りによって少しずつ落ち着きを取り戻しています。

 

しかし、一度浸水した家屋は、柱、床板、壁、断熱材などが濡れてしまい、そのまま放置してしまうと、カビや、シロアリ、悪臭の原因となってしまうことがあります。初めて被災を経験する住民さんにとって、そのような事が起きるのを予測することは難しいことでもあります。

 

そこで玉城町災害ボランティアセンターと、PBVも加盟する「震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)」では全国域の応援体制のもと、住民さん向けの床下清掃に関する案内チラシを作成し配布しています。

 

情報を受け取った住民さんからは「自分の家は大丈夫か?」という不安の声も入ります。PBVでは震つな加盟団体の「関東・風組」と協力し、床下ニーズの確認や対応などを行っていきます。

 

 

 

床下清掃は業者に依頼すると、1軒あたり30万円から60万円程かかってしまうケースがあります。ボランティアが支援に入る事によって、被災された住民の皆さんの心の支えになると共に、経済的な負担を軽減することができます。

 

本日、確認にまわった住民さんからは「いろいろな情報が聞けて、安心できたわ」という声も伺っています。引き続き一人ひとりに向き合い、皆さん力になっていきたいと思います。支援活動へのご協力をお願い致します

 

■2017年 台風21号被害 緊急支援募金

2017年 台風21号被害 緊急支援募金