【熊本報告】 支援活動を振り返って [食事支援編]

 

■避難所での食事支援

 

熊本県益城町および熊本市内の避難所各地で、炊き出しをはじめとする食事支援も行いました。
両自治体とも、5月の初旬から避難所での食事の配給を開始していましたが、内容は出来合いのおにぎりやパン、お弁当が中心で、どうしても栄養が偏りがちとなります。住民の方からは「食欲が出ない」「温かいものが食べたい」などの声があがり、健康状態への影響も懸念されている状況でした。そこでPBVでは、自治体に食事内容についてのアドバイスを行うとともに、各地での炊き出し支援をスタートさせることにしました。

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食事の提供にあたっては、衛生管理を徹底するとともに、調理師・栄養士の有資格者を派遣しました。特に最初のころは野菜を中心とした温かい料理を提供するなど、住民の方の声を取り入れながらメニューを組んでいきました。ちなみに、一番の人気メニューはカレーライス。その他、郷土料理のだご汁や野菜たっぷりのミネストローネなども好評でした。

 

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当初避難者は、配布した食事を各自の部屋に持ち帰って食べていましたが、緊急期を過ぎたころから、「炊き出しに来てくれるボランティアの皆さんと話すのが楽しみで」と言って、団欒の場として来られる方が増えいきました。住民さん同士の顔のつながりも生まれるようになり、各避難所の担当職員と相談しながら、飲食スペースを共有の場に設置しました。

住民の皆さんや作業を終えたボランティアと会話をしながら食事をできるように工夫しました。配膳などを住民や自治体職員の方たちに呼びかけてお手伝いいただいたことで、さらにコミュニケーションの機会も増えたのではないかと思います。

 

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また、なるべく地元経済に貢献するため、できるだけ県内産の食材を使用しました。途中からは、地元の生協を通じて購入するようになりました。

 

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4月27日の最初の炊き出しから9月20日までの間に、炊き出しに訪れた避難所は14カ所。171回の炊き出しを実施し、延べ645名のスタッフおよびボランティアを派遣して、22,129食を提供しました。

 

 
住民さんからの声

「炊き出しがあって良かったとかじゃなく、無いと本当に駄目だった。毎日コンビニのお弁当やパンは、日に日に口を通らなくなり限界でした。野菜たっぷりのスープは本当に美味しかったし、何よりも炊き立てのご飯が食べれた時は嬉しかったね~。美味しくておかわりしたくらいだもん。」

住民(60代、男性)

 

「毎回、野菜たっぷりのメニューを、私達の事を考えて作ってくれた炊き出しは、心も体もとっても温まりました。野菜を買って調理する事が出来なかったから、本当に助かりました。ありがとう。」

住民(60代、女性)