【熊本地震】 こどもの日@グランメッセ熊本

余震への不安などから車内避難を続ける方々が集まる「グランメッセ熊本」。
最初の地震から3週間という避難生活のストレスが溜まるなか、5月5日に「大人と子どもの広場」と題したイベントが行われました。

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グランメッセ熊本では、益城町の行政職員や施設管理者、そしてボランティアの皆さんが活動しています。PBVも、三交替制の24時間体制でサポートに入り、運営をお手伝いしています。救援物資の配布やエコノミー症候群予防の体操などに加え、最近ではくつろげるカフェスペースや毎日の温かい炊き出しの提供など、少しずつ環境は改善されてきました。

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日中は、お母さんと子どもたちの姿をよく見かけます。平日であれば普段は学校に通っている年齢の子どもでも、まだ授業が再開していません。お父さんは、日中働いていたり、家の片付けなどしているのでしょうか。夕方になると、全員で車中避難している家族もあります。

もともとは、ゴールデンウィークの連休に遊びに行こうと楽しみにしていたかもしれません。入れ替わりでたくさんの方々がやってくるグランメッセ熊本ですが、車内避難を続ける皆さんと接していると、一人ひとりがぐっと何かを我慢して過ごしていることが伝わってきます。

 

5月5日は、「こどもの日」。

子どもたちには笑顔で思いっきり楽しめる場を、そして子どもたちを支える大人にもリラックスした空間をつくりたいと、「大人と子どもの広場」をコンセプトにNPOや企業約10の支援団体が協力し、様々なイベントを実施することになりました。

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熊本支援プロジェクトさんの音頭で、ヨガが始まりました。

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ダンスのレッスン。子どもたちも思いっきり汗をかきました。

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カフェコーナーは、AGF(味の素ゼネラルフーズ)さんのご協力。

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お腹がすいたら、炊き出しへ。
PBVから「タケノコ汁」、ダノンさんのヨーグルトとセットで。

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もう一品、甘いものが食べたい…。
そんなときは、やまがた絆の架け橋ネットワークの皆さんの綿あめを。

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そして、サプライズで大人気のご当地ゆるキャラの「くまモン」も登場!
大人も子どもも大盛り上がり!

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晴天のなかの盛りだくさんの1日。
全部をご紹介できませんでしたが、ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました!

 

 

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ゴールデンウィークを越えると、小中学校の授業再開に向けて避難所の統廃合が進みます。子どもたちには嬉しい一歩ですが、避難所の引越しを余儀なくされる皆さんには大きな環境の変化です。

益城町では、倒壊家屋の数が非常に多いことから、すでに仮設住宅の建設の計画も始まったようです。とはいえ、避難されている皆さん全員が入居できるまでには、まだ何ヶ月かの時間がかかるでしょう。

私たちも、できる限りのサポートを続けていきたいと思います。

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■2016 熊本地震 緊急支援にご協力ください。 → コチラ