ついにお楽しみのお昼ごはん。
女性部のみなさんが腕によりをかけた、愛情のこもった料理の数々が並びました。「出汁で茹でた牡蠣のカキフライ」と「生牡蠣のカキフライ」との食べ比べ、牡蠣の出汁がしみこんだ炊き込みご飯や牡蠣汁。小さな牡蠣は佃煮にしてあり様々な工夫が凝らされていました。
一番感動したのは、女性部が商品開発した牡蠣の春巻き。
春巻きの外側のパリパリ食感と、ひと噛みすると牡蠣のうまみがにじみ出て、一緒にまかれている野菜とマッチします。一つ食べるともう一つと、ついつい手が伸びてしまいます。豪快な浜のお母さんたちとのおしゃべりを楽しみながら、まさに「牡蠣づくし」を堪能しました。
午後からは、牡蠣の殻むきを体験しました。漁師さんのお手本を見ると、手早く簡単そうに次々と殻をむいていきますが、実際にやってみるとなかなか思うように殻から身を外すのが難しかったです。。漁師さんたちの手早さはまさに職人芸でした。むいた牡蠣は、冷却・滅菌された海水を利用して洗浄します。生牡蠣を出荷するにも、様々な手間隙がかかっているんですね。
自分たちでむいた牡蠣を使ったお土産作りにも挑戦しました。
チャレンジしたのは牡蠣のオリーブオイル漬け。一人ひとりガラスの小ビンをもらい、そこにお酒で蒸して昆布つゆで煮詰めた牡蠣を入れていきます。そして、ビンの中に唐辛子とにんにくを入れ、仕上げにオリーブオイルを入れて完成。オリーブオイル漬けは日持ちするので自宅に帰ってから、家族へのお土産として自慢できそうです。
お土産づくりのあとは漁師さんに教わりながらのロープワーク。マンツーマンで教わることができたのでワイワイとしながら漁師さんとの距離も縮まりました。
最後は今回のツアーの感想を、参加者と漁師たちとで共有。
参加者からは、「今までは、スーパーで牡蠣が一粒いくらで売っているのかを気にしていましたが、そこから離れて違う側面から牡蠣を見ることができそうです。」
漁師さんからは、「普段は黙々と作業をしています。みなさんが牡蠣むきなどの作業を夢中になってやってもらえていたのが良かったです。喜ぶ顔がとっても嬉しかったです。そして、漁師にとっても、参加者と出会うツアー自体が貴重な機会です。これからも続けて行きたいので、来年も是非、ご家族や友人を誘って、また来て下さいね。」
といった感想がありました。
浜の魅力や牡蠣の養殖の舞台裏にある物語を知ってもらいたいと企画された今回のツアーは大成功でした。これからも、生産者と消費者がお互いに出会い、交流を深める機会が持てるように務めていきます。
さっそく、2017年の冬に収穫される牡蠣オーナーの募集を開始しています。
送られてくる牡蠣を楽しむのはもちろんですが、牡蠣オーナーには今回実施したような漁村を訪れる体験プログラムの案内を差し上げます。
最後に、、、
今回の「牡蠣づくしツアー」で、私が食べたのは合計44個。
密かに目標していた50個の牡蠣の完食は残念ながら達成できませんでした。
ただし、お土産として作った牡蠣のオリーブオイル漬けの11個をたすと。。。
55個!無事目標を達成しました。
■牡蠣のオーナーってなんだろう
http://pbi.or.jp/kakinowa/owner/
■牡蠣オーナー募集中 「カキの環」