9月10日、台風18号の影響によって降り続いた大雨により、北関東・東北各地で河川の氾濫や冠水、土砂崩れなど大きな被害をもたらしました。家屋へも甚大な被害があり、多くの方たちが避難生活を送っています。
床上浸水7,093件、床下浸水11,688件 避難所56箇所、避難者数2,744名
(内閣府発表:9月16日現在)
PBVでは、9月11日に特に被害が大きかった茨城県・栃木県・宮城県に向けて先遣スタッフを3名派遣し現地状況の把握に努めました。訪れた地域では、現地の被災状況を確認し、地元の社会福祉協議会から災害ボランティアセンターの開設や運営状況の聞き取り、また関係機関からの情報収集を行いました。PBVも加盟している「震災がつなぐ全国ネットワーク」などネットワーク団体や各支援団体との情報交換も行ってきました。先遣スタッフの動きは、PBVフェイスブックでも紹介しています。現地の被害の大きさも勿論ですが、被災した地域の力によって、復旧できる状況にあるのかどうかも、大切な視点です。
現地調査の結果、最終的に茨城県常総市での支援活動を実施することを決定しました。報道でも大きく取り上げられていましたが、常総市では鬼怒川の堤防が決壊し、大規模な河川氾濫が起こりました。決壊した箇所に近い地区では、大量の水の流入によって家が押し流され、その他の場所でも身の丈を越えるほどの浸水被害を受けた建物が多くありました。常総市のみで、床上浸水4,400件、床下浸水6,600件(茨城県発表:9月16日現在)に上ります。17箇所で避難所が開設され1,000名以上の方たちが避難生活を送っています。未だに、水道・電気などのライフラインが復旧していない地区もあり、厳しい生活が続いています。
常総市災害ボランティアセンターも開設され、家屋の清掃や避難所への支援などの活動が始まりました。大型連休となるシルバーウィーク(9月19日~23日)では、多くのボランティア参加が予想されます。PBVとしては、まずは災害ボランティアリーダーの募集し、現場で大勢のボランティアを受け止められる環境を整えます。災害ボランティアセンターや各支援団体と連携しながら、被災された方のニーズに合わせた支援活動を展開していきます。一般のボランティア募集は、シルバーウィーク後のボランティア受入れ状況を見極めてから検討します。
※災害ボランティアリーダー(PBV災害ボランティアリーダートレーニング受講修了者)
被災された方たちの、一日も早い生活再建に向けた支援活動に努めていきます。
みなさんのご協力、ご支援よろしくお願い致します。
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