【受付開始!】 市民防災世界会議

第3回国連防災世界会議 in 仙台」まで、あと46日。

今日は、高田馬場にあるPBV東京事務局に、「市民防災世界会議」を担当する市民ネットワークJCC2015のメンバーが集まって打ち合わせや作業を行っています。ポスターも完成、新しいホームページも立ち上げ、予約の受付も開始しました。いよいよ近づいてきたなぁと実感しています。

ポスター

● 「市民防災世界会議」の特設ページは コチラ

 

さて、国連防災世界会議は、各国代表団や国際機関、国連認定NGOなどの参加者限定で実施する「本体会議」と、誰でもが参加できる市民向けイベント「パブリック・フォーラム」に分かれます。パブリック・フォーラムの企画者は、国連や国際機関が主催するもの、大学や研究者らの発表、民間企業や市民団体などによる持ち込み企画など様々ですが、その中でも市民発の最大イベントが「市民防災世界会議」です。

Dくん

 

3月14日~16日の3日間は「テーマ別セッション」として、気候変動と災害の関係を知るシンポジウム、東北の復興・防災まちづくりを話し合う市民会議、各国の地域防災やマイノリティーへの災害対応を考えるワークショップなど計9つのセッションを行います。

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市民防災世界会議  | テーマ別セッション
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【 会 場 】 「市民協働と防災テーマ館」(仙台市市民活動サポートセンター) 5F

◆3月14日(土) テーマ:世界と防災

【10:00~11:00/セッション1】 市民防災世界会議オリエンテーション
【13:00~15:00/セッション2】 2015年 開発・環境・防災が出会う年
【15:30~17:30/セッション3】 防災・減災をシフトする。~気候変動と社会の変化~
※全セッション終了後の18:00~18:30、国連本体会議に参加した国際NGOによるレポートセッションも。

◆3月15日(日) テーマ:復興と防災

【10:00~12:00/セッション4】 世界と日本の語り部と考える“復興”
【13:00~15:00/セッション5】 日本の災害復興① 神戸・新潟・東日本(仮)
【15:30~17:30/セッション6】 日本の災害復興② 東北復興・防災まちづくり会議
※セッション6終了後の18:00~は、この日セッションに参加した関係者で懇親会を予定しています。

◆3月16日(月) テーマ:ダイアログ

【10:00~12:00/セッション7】 コミュニティ・レジリエンス ~東日本および各国の事例から~
【13:00~15:00/セッション8】 地域力を支えるコーディネーション
【15:30~17:30/セッション9】 多様性と災害対応 ~障がい者・LGBT・ジェンダー・外国人の視点から~
※全セッション終了後の18:00~18:30、国連本体会議に参加した国際NGOによるレポートセッションも。

Rくん

 

そして、最終日となる3月17日は、場所を東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)大ホールに移して、「市民防災世界会議 メインイベント」を開催します。国連本体会議でも公式開催パートナーとして活動してきたNGOによる対談や、日本のボランティア元年から20年を記念した国際シンポジウム、また東日本大震災を乗り越えて受け継がれる東北のパフォーマンスなど、盛りだくさんの内容です。

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 市民防災世界会議 | メインイベント
-セカイと学ぼう市民のための防災会議へ!-
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【 日 時 】 3月17日(火) 13:00~16:30 (12:15開場)
【 会 場 】  東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)大ホール
【 定 員 】 1,000名
【 参 加 】 無料(お申し込みは コチラ

◆国際ゲスト対談 「ポスト兵庫行動枠組と、これからの市民防災」

・堂本暁子(JCC2015共同代表/男女共同参画と災害・復興ネットワーク代表/元千葉県知事)
・[海外ゲスト] 地球市民社会の防災ネットワーク(GNDR)
・[海外ゲスト] アジア防災・緊急対応ネットワーク(ADRRN)

◆メインシンポジウム 「ボランティア元年から20年~地域と人がつくるレジリエンス~」

・大塚真光子(柏崎市社会福祉協議会)
・山本隆(ピースボート災害ボランティアセンター代表理事)
・[海外ゲスト] リサ・オーロフ(米国NPO「WCC」代表)
・[海外ゲスト] ラファエル・オボンヨ(ケニア出身)
※その他、登壇者・ゲストも調整中

◆パフォーマンス 「東北から世界へ!」

・伊達の黒船太鼓 [宮城・石巻市雄勝町]

鼓舞

・臼澤鹿子踊(保存会)[岩手・大槌町]

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・合唱・映像・ダンス(アート・インクルージョン)[宮城・仙台市]

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◆スピーチ・展示

・UNISDR、被災地首長によるメッセージ
・「市民防災世界宣言(仮)」発表
・東北の若者によるスピーチ
・『福島 10の教訓』多言語ブックレット紹介コーナー
・国際キャペーン「ROAD TO SENDAI」映像展示 ほか

 

 

Rちゃん

4日間のイベントの登壇予定者(敬称略/調整中含む)をご紹介すると、

【 海外 】
・ジャッキー・スティール(東京大学社会科学研究所・准教授)
・マリアム・ジェミラ・ザハリ(ADRRNアジア防災・緊急対応ネットワーク)
・ミヒール・ジョッシ(ADRRNアジア防災・緊急対応ネットワーク)
・ムハンマド・サイドゥル・ラーマン(バングラデシュ災害予防センター所長)
・ラファエル・オボンヨ(ケニア出身) ※調整中
・ラマダニ・バス(インドネシア・アチェ津波博物館館長)
・ラリット・タパ(シャプラニール・カトマンズ事務所)
・リサ・オーロフ(米国NPO「WCC」代表)
※その他、国連防災世界会議NGO公式開催パートナー団体「地球市民社会の防災ネットワーク(GNDR)」「ホワイロー委員会」から、またインド、南アフリカ、メキシコ、ヨルダンなどからのゲストも調整中。

【 日本 】
・石川えり(難民支援協会代表理事)
・石川牧子(前日テレ学院学院長/元日本テレビアナウンサー)
・石塚直樹(みやぎ連携復興センター事務局長)
・江刺家由美子(気候ネットワークスタッフ)
・枝廣淳子(幸せ経済社会研究所所長/東京都市大学教授)
・大塚真光子(柏崎市社会福祉協議会)
・岡田未来(JICA企画部国際援助強調企画室主任調査役)
・鹿野順一(いわて連携復興センター代表理事))
・佐々木勉(阪神・淡路大震災語り部/人と防災未来センター語り部)
・佐藤茂久(東日本大震災語り部/みらいサポート石巻)
・白鳥孝太(シャンティ国際ボランティア会気仙沼事務所事業統括)
・堂本暁子(男女協働参画と災害・復興ネットワーク代表/元千葉県知事)
・鈴木祐介(大島社会福祉協議会主任)
・田島誠(国際協力NGOセンター防災アドバイザー)
・野崎隆一(神戸復興塾)
・畠山有美子(シャンティ国際ボランティア会気仙沼事務所)
・紅邑晶子(せんだい・みやぎNPOセンター代表理事)
・星野智子(環境パートナーシップ会議副代表理事)
・堀内葵(国際協力NGOセンター調査提言グループ)
・村島弘子(移動支援「Rera」代表)
・山下梓(岩手大学男女共同参画推進室特任研究員)
・山田昭義(AJU自立の家専務理事)
・山本隆(ピースボート災害ボランティアセンター代表理事)
・吉田直美(くらしのサポーターズ副理事長)
※日本側も、さらにぞくぞく交渉中です。

と、なんとも大勢になってしまいました。

 

登壇・主演を引き受けてくださったお一人おひとりに想いがありますが、今日はメインイベントの総合司会・元日本テレビアナウンサーの石川牧子さんからのメッセージをご紹介します。

石川 写真1

 

東日本大震災では、仙台市内の実家の塀が崩れたり、弟の会社が津波で流され再建不能となりました。弟は現在、他県で再就職し頑張っています。私自身、原発事故により、東京などで生活を余儀なくされている人たちへ、ささやかながらの支援を行ってきました。が、もっと何かできることはないのかと常に考えている中で、今回の司会のお話があり、私にもこれまでのキャリアを活かし、無理なくお手伝いできると思い参加させて頂きました。世界の人々と情報を共有し防災意識を高めていきましょう。

石川牧子

 

阪神・淡路大震災から20年、新潟中越地震やスマトラ沖大地震と津波被害から10年、そして東日本大震災から4年が経ちます。もちろん、それ以外にも世界中でたくさんの災害に見舞われてきました。登壇者だけでなく、一人ひとりがそれぞれの想いを抱えていることと思います。

それでも、これから起こる災害でひとつでも多くの命と生活を守り、世界中の被災地の1日も早い復興を願う気持ちは同じではないでしょうか。そのためには、日本の、世界の市民が一人ひとりできることを考え、実践していくしかありません。10年、20年先につながる学びと出会いが生まれることを期待して、本格的に「市民防災世界会議」の準備に入りたいと思います。

bnr_civilsociety

 

 

3月の仙台、「市民防災世界会議」で皆さんをお待ちしています。

●詳細・予約は コチラ