13日、JICA地球ひろば(渋谷区広尾)にて、「3.11 東日本大震災 緊急支援報告 『災害ボランティアを活かす仕組みを』」が行われました。石巻から駆けつけていただいた方々も含む豪華ゲストが登場した、ピースボート災害ボランティアセンター中間報告会の模様をレポートします。
会場となったJICA地球ひろばには、メディアや大使館関係者、企業関係者なども合わせて約500名が来場。一般参加者の多くは石巻でのボランティア経験者で、開始前にはあちらこちらで再会を喜ぶ声も飛び交っていました。
会の冒頭で挨拶を行う(社)ピースボート災害ボランティアセンター代表理事の山本隆。
まず第1部がスタート。ボランティア・現地スタッフからの活動報告として、石巻災害復興支援協議会会長・伊藤秀樹さんから、震災当初にボランティアを受け入れるまでの経緯、多くの団体・個人がボランティアとして石巻に入る中でのピースボートの役割などをお話していただきました。
「”石巻モデル”とも言われるようになった市行政とボランティアの連携によるここまでの活動において、ピースボートが果たした役割は非常に大きい」と語る伊藤さん。
ボランティアコーディネーターの平山雄貴(写真右端)が時系列に沿ってこれまでの活動を報告。
第1部の司会を務めたピースボート・平山と共に壇上に上がったのは、共に現地でボランティア経験をもつ2008ミス・ユニバース日本代表でモデルの美馬寛子さん、ミス・ユニバース公式栄養コンサルタントのエリカ・アンギャルさん、そしてコメディアンの福島カツシゲさんの3名。それぞれがボランティアとして石巻に行くまでの経緯、自身の活動の感想などを紹介してくれました。特に福島さんは今でも石巻に滞在し続けて活動をしており、「石巻通心」というこれまでのピースボートの活動をまとめる冊子の作成を進めています。
そして、スケジュールの都合で急遽来場できなくなったSUGIZOさんからのアツいメッセージも読み上げられました。
ボランティアができる団体を探していた美馬さんに、ピースボートを知ったエリカさんが声をかけたそう。
これまで2回ボランティアに参加している美馬さん。写真を交えてプールの泥出し作業に関わった時の話などをしてくれました。「石巻に来るたびに私が地元の方から元気をもらっています!」と。
福島さんからは「原付バイクがあった方が便利だと思って東京から石巻まで運転して行った」、なんていう仰天エピソードも。
続いては、ドキュメンタリー『 復興への一歩 ―ボランティアと被災者の絆 』の上映が行われました。こちらはコーディネーターの平山に密着し、被災者の方々やボランティアリーダーの声と共に、日々のミーティングから様々な活動に至るまでの様子がわかりやすくまとめられた内容となっていました。
来場者はもちろん、ほとんどのスタッフもこの時初めて観る映像です。
(後半へつづく)
All photos by Mitsutoshi Nakamura