2025年インドネシア豪雨 中間レポート~現地支援・視察より~

東南アジアでの大規模水害、スマトラ島にて支援を実施中

2025年11月以降、インドネシア・タイ・スリランカなど東南アジア・南アジア広域において、記録的な豪雨により水害が多発しました。なかでもインドネシアのスマトラ島では大規模な洪水や土砂災害が発生しました。

PBVが緊急支援をおこなっているインドネシアでは、とくにスマトラ島で大規模な洪水や土砂災害が発生し、死者約1,200人、行方不明者143人、避難者113,900人、家屋被害/一部損壊含む175,050件にのぼっています(2026年1月23日時点)。
 
そのような状況からピースボート災害支援センター(PBV)は緊急支援を開始。特に被害が甚大であったスマトラ島で被災者の緊急支援をおこなっています。
 

PBVスタッフ、現地への訪問と支援

PBVスタッフは、2月に支援中のインドネシアを訪問し、炊き出しや物資配布などの支援活動や進捗確認をおこないました。

現在、電気、通信などのライフラインはおおむね回復し、アチェ州の一部を除いて緊急期から復旧期へと移行しています。
PBVの支援では、スマトラ島のアチェ州・西スマトラ州に続き、1月20日から北スマトラ州における食料および物資配布事業を実施しています。(※こちらの物資配布事業は、ジャパン・プラットフォーム(JPF)からご支援をいただいています。)
 
2025年12月~のアチェ州・西スマトラ州での支援はこちら
(現地協力団体:ASAR Humanity 公式YouTubeより)

 

北スマトラ州の南タパヌリ・シピロックでの昼食の炊き出しでは、1日3食、合計約1,000食を調理し、被災された方々へ配布しています。調理はASARのボランティアと地元のお母さんたちが交代で担当しており、地域の協力体制ができています。炊き出しは、100世帯以上の住民がテントや倉庫などで身を寄せ合って暮らす地域で行い、テントで生活する世帯へも食事をお届けしました。
 
 
 
また、南タパヌリ・バタントル地区では食品パッケージの配布を実施。1世帯あたり、米20キロ、缶詰、ミルク、油、調味料など約3週間分の食料をセットにしてお渡ししました。
 
 
 
また、建設中の仮設住宅を見学しました。119世帯が入居予定で、完成次第、現在避難している方々が順次入居する見込みです。
あわせて、土砂崩れの被害を受けた集落を訪問しました。今後も土砂崩れが起きる危険性があるため、政府からは立ち退き要請が出ていますが、現在も約30世帯が地域に残っています。
 
バタントル内の2つの集落では、石鹸や歯磨き、生理用品などの衛生用品のセットを200世帯に、毛布や蚊帳、寝具などの日用品セットを150世帯にお渡ししました。受け取る際、多くの住民さんが日本語で「ありがとう」と言ってくれたのがとても印象的でした。
 
 
 
 
2月中旬、PBVの支援している地域ではラマダン期間を前に、被災した人々が家族で安心して過ごせるように、と仮設住宅の建設や生活再建のための支援活動が急ピッチで進められていました。
 
多くの住民は炊き出し会場周辺に避難しており、仮設住宅への移転を待っている状況です。また、仮設住宅の近くでは、恒久的な復興住宅の建設に向けた整地作業がすでに始まっています。
 
そんななか、1月24日にはスマトラ島の隣のジャワ島で、豪雨と土砂崩れにより17名の方々が亡くなり、80名の方々が行方不明になっています。
 
PBVは引き続き、現地のニーズ調査を進めながら支援をおこなってまいります。
被災された方々がふたたび安全な暮らしと笑顔を1日でも早く取り戻せるよう、どうかあたたかなお力添えをよろしくお願いいたします。
 
*photo by ASAR Humanity、PBV
 
 

ご支援をお願いいたします

PBVはこれまでも ASAR Humanityと連携し、インドネシアでの災害支援活動をおこなってきました。2024年のフローレス島での火山噴火や、2022年にジャワ島で発生したマグニチュード5.6の地震など、継続的に被災地の支援活動を実施してきました。引き続き、共に手をとり合い、現地のニーズに合わせて活動をおこないます。
主に、被害の甚大なスマトラ州にて、炊き出し・飲料水支援、衛生用品の配布、食品パッケージの配布などを継続しています。どうかあたたかなご支援をよろしくお願いいたします。
 

ASAR Humanityスタッフ

みなさまからいただいたご支援は、大切に活用いたします。

現地の人々が安全な暮らしと笑顔を1日でも早く取り戻せるよう、お力添えをよろしくお願いいたします。
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    公益社団法人ピースボート災害支援センター寄付金等取扱規程[PDF]

 

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