<前編>ウクライナへの大規模な攻撃開始から3年

未だ叶わない停戦

 

2025年2月24日、ロシア軍によるウクライナへの大規模な攻撃がはじまってから丸3年になりました。残念ながら未だ停戦は叶わず、現在も避難生活を強いられている多くの人々がいます。

 

攻撃開始後から人道支援を実施してきたPBV。今後も支援を継続していくため、昨年からウクライナ出身ソフィア・デミデンコさんにプロジェクトを手伝っていただいています。<前編>では、彼女のメッセージを紹介します。

 

家族との1枚。左から3番目がソフィアさん。ウクライナにて

 

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皆さん、こんにちは。ソフィア・デミデンコです。

 

私は子供の頃から日本に興味を持ちはじめ、特に文化や歴史に強い憧れを抱いていました。そして、迎えた2022年。「いつかは日本で暮らしたい」という念願が遂に叶いました。慶應義塾大学に留学できることになったのです。本来なら家族と移住予定でしたが、戦争によって私だけが日本に移住することになりました。

 

現在私は学業と並行して、PBVでプロジェクト・アシスタントとして働いています。私の国には、さまざまな種類の支援やリハビリを必要としている人々がたくさんいます。そこで私が担っているのが、リハビリテーション支援事業(ウクライナの戦争で被害を受けた人々の支援)に関連する情報を調査・確認し、関係者間のやり取りを円滑に進めることです。

 

今後私は、人道的プロジェクト・マネジメントや災害支援に関する見識を深めていきたいと思っています。同時にPBVの人道支援活動へのコミットメントに感銘を受けているので、できる限り貢献したいとも思っています。

 

日本の皆さまのご支援は、私たちにとって希望の光でした。これまでのご支援に心から感謝申し上げます。そしてこれからも関心を寄せていただけますようお願いいたします。

 

 

 

 

最後に。

 

私たちはウクライナを再建できると確信しています。

そして戦争が終わったら。

 

皆さんをウクライナに招待し、美しい国土や文化を楽しんでいただきたいと思っています。

 

ソフィア・デミデンコ

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残念ながら3年が経った今も、戦争が続いています。

 

ウクライナ出身の避難民の数は国内外で690万人を超え、その大半が女性、子供、高齢者です(2025年2月時点、UNCHR)。今なお続く激しい紛争に対し、PBVは現地NGOとともに支援活動を続けていきます。

 

<後編>ウクライナ国内での医療支援事業を準備中 はこちら

 

これまでの活動レポート

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