【被災地版FOOBOURが稼働中】

 

「まだ水が通っていないので、お水の支援はとても助かります」

「ちょっと買い物に行くだけでも片道30分はかかるので本当にありがたいです」

 

などの声を住民の方から頂戴している、FOOBOUR(フーバー)

FOOBOURスタート時に開催した、住民の方々へ向けた利用説明会

 

FOOBOURとは、PBVが新たに立ち上げたプロジェクト

 

キッチンカーを活用し、

「平常時」には、ひとり親世帯への支援を。

「災害時」には、被災地にて温かい食事の支援を。

というプロジェクトでしたが、甚大な被害を及ぼした能登半島地震が発生。

 

PBVは発災翌日から先遣調査を開始。

石川県珠洲市と輪島市において、現在も支援活動を続けています。

 

炊き出しやその支援調整などを実施してきていますが、その活動を続けている中で被災地では「温かい食事」のみならず、別の支援も必要となりました。特に、今回の震災では土砂崩れによって孤立した地域も多く、珠洲市大谷地区は地域に1軒のみあったスーパーが全壊してしまっています。

 

そこで「被災地版FOOBOUR」として、支援が届きづらい大谷地区にキッチンカーを配置。ひとり親世帯が食品を受け取るシステムを簡素化することで利用のハードルを下げ、被災された方が必要な物資をいつでも受け取れるようになっています。

 

どのような仕組みかというと、キッチンカーの荷室側面にはドアと電子ロックを取り付けてあり、常時施錠しています。かつ無人です。利用登録を済ませ使い方をご存知の住民の方は、物資が必要な時に立ち寄って、開錠し中へ。陳列している物資の中から必要なものを受け取っていただく、というものです。

 

開錠方法をお伝えしているようす

 

内部には冷凍冷蔵庫を配置。エアコンも稼働し、品物を適切な温度に保ちます。

また、センサーライトや防犯カメラも設置し、無人での運用の不安点も解消しています。

 

冷蔵庫もあり、日々の惣菜として重宝いただいています
キッチンカー内部の物資。ここから必要なものをピックアップいただきます

 

 

防犯カメラやセンサーライトの設置により、夜でも安心して使用いただけます

このような取り組みは「コミュニティフリッジ(公共の冷蔵庫)」と呼ばれています。

PBVもFOOBOURとして、2024年8月から佐賀県大町町にて始動するものでもあります。

 

食料品の支援を必要とする家庭が時間や人目を気にせず、24時間都合が良いときに品物を取りに行くことができる仕組みです。フードプレゼンターから寄贈いただいた食料品・日用品を事務局が登録・検品後にフーバーへ陳列し、安全に保管されます。

 

FOOBOURとは?

https://foobour.pbv.or.jp

 

「平常時」「災害時」も。

どちらかだけでなく、どちらも支援していくプロジェクト、FOOBOUR。

ぜひ、これからもご関心をお寄せいただけますようお願いいたします。