本日(8/19)は佐賀県西部の大町町に向かいました。新型コロナがまん延する中で安全な避難生活が送れるように、被災された住民の方々にパルシステム連合会さんよりご寄贈頂いた衛生用マスク121,880枚と消毒液320本を避難所へお届けしました。また、PBVが加盟する震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)が発行する「水害にあったときに」を、大町町社会福祉協議会へ400冊お届けました。
ここ大町町は、2年前に発災した九州北部豪雨のときも、PBVは現地にて避難所支援や家屋清掃などの支援活動を実施してきた地域です。
*九州北部豪雨の活動についてはPBV公式ブログをご覧ください。
2年前の水害から徐々に立ち直りかけていたところに、前回よりも浸水時の水位が2倍ほど高く、広範囲に大きな被害が出てしまいました。住民に話を伺うと、
「前回は床下浸水だったけれど、今回は床上浸水だった。家にある冷蔵庫3つが浸水時に全部浮いてしまった」
「前回の水害から、せっかく大きな金額をかけて家をリフォームしたのに。精神的に参ってしまう。片付けをするにもやる気や気力が出ない」
といった、2度の災害に途方に暮れた様子でした。
その上、長引く新型コロナのまん延は被災地に大きな影響をもたらしています。
発災後多くのボランティアや支援団体などが現地に集まった2年前とは異なり、今回は復旧作業にあたることができる人の数が圧倒的に足りていないとのことです。しかしながら、全国的に感染者数が連日過去最多を記録しており、感染拡大防止の観点から、受け入れに関してどういったガイドラインを設けるのか、日々、地元行政・自治体等で議論が続いています。
また、新型コロナの影響で指定避難所に避難した方の数は少なく、ほとんどが在宅避難者だという話も伺いました。被害を受けた家屋の片付けや復旧作業が困難な方や、浸水した家屋のカビや異臭による健康被害など、困りごとの把握が遅れることで、水害による二次被害が起きてしまうことも予測されます。
2年前の支援活動によって繋がった大切な繋がりを含め、これまでに培ってきた災害支援のノウハウやネットワークを活かして、現地にて支援を実施する関係団体と調整・協働をしながら、いち早い復旧作業に尽力していきます。
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PBVでは今回の災害への緊急募金を呼び掛けています。復旧・復興には長い時間がかかることが予想されます。ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします!
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