現場の工夫事例がつまった最新版『新型コロナウイルス 避難生活お役立ちサポートブック』

※2021年5月26日付で、本サポートブックが新たにアップデートされ第4版として公開されました。(最新版である第4版サポートブックはこちらです!最新版では、下記に記載の資料集・工夫事例集がサポートブックに集約され1つのテキストとなっています。)

下記情報はそれ以前に公開した内容であることをご留意ください。

2月末に『新型コロナウイルス 避難生活お役立ちサポートブック』第3版工夫事例集が発刊されています。長年PBVが会員・専門委員として参画している全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)が、感染症対策の専門家の先生方から適切なアドバイスをもらいつつ進めてきた、コロナ禍の災害支援の経験を知識・ノウハウとしてギュッと詰め込んだ最新のサポートブックです。

本サポートブックの作成において、避難生活でよく直面した困り事「あるある(課題)」を題材として、いかに災害支援の現場で実際に活用できるかに重点をおいてきました。現場運営者が疑問に思う点が多く盛り込まれていることから、コロナ禍における避難所に限らず、福祉施設やその他施設関係者からも、日常でも非常に役立つというお声を多く寄せて頂いています。

サポートブックを補足する資料として、昨年2020年7月豪雨の発災を受け、PBVが8月下旬から約3か月現地に常駐した避難所の運営支援で直面した課題や疑問、それらに対する解決策・工夫が詰まった事例集も、先月から公開しています。

 

未知の感染症と自然災害による複合災害は、災害支援を専門とする私達も多くの悩みや葛藤に直面しました。しかし、災害は毎年必ずやってきてしまいます。従来の避難所運営のままでは三密状態が生まれ、感染リスクが高まります。

8月下旬から約3か月現地常駐した熊本県球磨村の旧多良木高校避難所にて

 

このサポートブックは避難者の方々や、避難所を開設・運営される方々、被災地域の行政・自治体、災害ボランティア、NPOなど支援団体の方々を対象に作られたものです。

私達はいつでも被災者・支援者になる可能性があります。「コロナ禍の今、災害が起こったらどうしよう」と不安に感じることもあるかもしれません。

「コロナ禍も災害が起こるかもしれないから、何かできることはないだろうか」と考え、こうしたサポートブックが皆さんの不安を少しでも解消できることを願ってやみません。また、一度目を通してみると、災害が起きた際だけではなく、平時からもコロナ禍と上手に付き合うヒントが隠されているかもしれません。

 

 

☟サポートブック・資料集・事例集は全てJVOAD公式HPにてオンラインでご覧いただけます☟

JVOAD『新型コロナウイルス 避難生活お役立ちサポートブック 第3版』

JVOAD『新型コロナウイルス 避難生活お役立ちサポートブック 資料集』

PBV『2020年7月豪雨災害 コロナ禍における避難所運営工夫事例10選』