2020年活動報告会、ご参加ありがとうございました!

2020年の活動報告会を12月18日に行いました。年末の遅い時間だったにも関わらず、いろいろな場所からたくさんの方にご参加をいただきました。当日は、コロナ禍でのPBVの支援体制や国内外の支援活動、今後についてなどをお話した報告会と、それぞれのグループに分かれての交流会を実施しました。新型コロナの影響でオンラインでの開催になりましたが、実際の現場と繋がることができるなどのオンラインならではの良さが活かされた会になったと思います。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

 

 

 

今年は新型コロナの影響で、なかなかボランティアの皆さんと対面での繋がりを持てない時期が続きました。災害が起こるたびに、現地のボランティアをとして協力してくださる皆さんと一緒に活動ができないことはとても心細かったですが、支援物資や寄付金などの形で、引き続きPBVをご支援してくださったことが、わたしたちの励みとなっていました。

 

国内では去年に引き続き、台風15号19号で被災した千葉県鋸南町と福島県いわき市の支援を続けています。千葉県では、被災から1年以上経った現在でも、被災した屋根のシート展張のニーズがあり、日々屋根に登り、修繕を行っています。報告会では、地元に居住している現場スタッフがそろって、現在の様子を報告してれました。福島県ではコミュニティ再建のためのサロン活動を開始し、コロナ禍で人が集まれない状況は続いていますが、少しずつ繋がりを回復しています。
また、今年2020年7豪雨で被災した熊本県では、球磨村の村外避難所の運営サポートを行い、コロナ感染者を1人も出さずに無事に閉所を迎えることができました。現在は人吉市の災害ボランティアセンターにスタッフ3名を派遣しており、災害ボランティアセンターの運営の支援などを行っております。

 

 

 

国外では、2020年1月にオーストラリア森林火災への寄付金を開始し、皆さまのご協力によって先住民コミュニティへの支援が実施できました。それからモーリシャス重油流出被害の支援を行い、800万円以上の寄付金を集めることができ、現地パートナー団体を通じて環境保全の支援を行っています。モーリシャスでは未だにマングローブ周辺の重油がとり切れておらず、回復までには長い時間がかかります。ベトナムでは10月から11月にかけて7つもの台風が上陸し、広範囲に甚大な洪水被害をもたらしてますが、日本での報道があまりされていません。現地の住民さんが生活を再建できるように、パートナー団体を通じて支援を行っていきます。
また、コロナ禍で海外からPBVへの支援もありました。日本に住んでいる中国出身の方からマスクや消毒スプレーなどのご支援をいただいて、各被災地へ送ることができました。離れているからこそ繋がれることを感じれる瞬間がたくさんあった年だったと思います。

 

  

 

交流会では少人数のグループに分かれて、PBVスタッフと参加された皆さんとの交流を持ちました。オンライン上ではありましたが、久しぶりに皆さんおの顔見てお話しすることができて、とても嬉しかったです。来年も新型コロナに翻弄される日々が続くかもしれませんが、どんな時代であっても「人こそが人を支援できる」ということを忘れずに、被災地に寄り添った支援を続けていきます。

来年もPBVをよろしくお願いします。