【2020年7月豪雨 熊本支援】 避難所生活を少しでも快適にパート3

避難所での生活ももうすぐ3ヶ月が経過しようとしています。先の見えない避難所での生活にはたくさんの不安があると思いますが、少しでも快適に過ごせるように、日々環境改善に取り組んでいます。

避難所で生活をしていると、なかなか運動する機会がありません。運動不足が原因で、違う病気になってしまうこともあります。そこで、PBVと一緒に避難所支援に入っているYMCAのスタッフの方が体操教室を開催してくれました!10名の住民さんが参加をしてくださり、30分という短い時間ではありましたが、たのしく運動を行いました。身体を動かすと、運動不足の解消だけでなく、ストレスケアにも繋がると感じています。今後も住民さんに楽しんでもらえるようなレクリエーションを考えていきます。

 

 

ちょっと一息できるサロンスペースとして「よけまん広場」をオープンしました!「よけまん」とは球磨地方の方言で「休憩・おやつ」という意味になります。残念ながら新型コロナウイルス感染症の影響でお菓子の提供はできませんが、住民さんたちの憩いの場になればと思っています。よけまん広場を設置するために、机にテーブルクロスを掛けたり、新型コロナウイルス対策のビニールシートを貼ったりする作業も住人さん達が手伝ってくれました。早速この場所を活用してレクリエーション行ったり、ご飯を食べたり、ゆっくり書き物をする場所としても利用されています。

 

 

 

今まで避難所では同じ種類のお弁当を提供していましたが、野菜不足や揚げ物が多かったりとの声がありました。避難所でのご飯は野菜不足になりがちで、栄養バランスが偏ってしまいます。そこで、球磨村役場の栄養士さんと相談し、お弁当業者を1社だったところを4社に増やし、温かいご飯やみそ汁を提供できることになりました!
朝はサラダ、蒸し鶏など増やし、ビタミやタンパク質を取り入れ、野菜不足を解消しました。昼はご飯の量を150gと200gの2種類から選ぶことが出来るようになり、少食の方にも気軽に選んでいただけます。夜はお弁当の日と、ご飯とお味噌汁が別の日と分けて提供をしています。日々の食事を少しでも楽しんでいただけたらと思っています。

 

 

 

残暑も収まり、最近の朝晩は避難所でも少し冷え込むようになってきました。住民さんから「寝ていると寒いから毛布が欲しいな」という要望があり、協力団体のAPADさんからIKEAの毛布をご提供いただくことになりました!さっそく毛布とコロナ対策用のマスク1箱を配布しました。「うれしい」との声をたくさんいただき、私たちもうれしいです。

 

 

 

今月は避難所の大掃除も行いました。普段、共用で使用している場所は掃除や消毒を行っているのですが、住民さんの居住スペースの体育館はなかなか細かい掃除ができていませんでした。そこで、住民さんみなさんにご協力していただき、体育館の大掃除を行いました。早朝から集まっていただき掃除をし、新しい段ボールベッドとカーテンなどを設置しました。また、今回の掃除のタイミングで、居住スペースの区画整理を行い、通路を通りやすいように工夫しました。今後も定期的にみなさんと一緒に居住スペースの清掃を行っていきます。

 

 

 

日々、住民さんのさまざまな要望に応えられるように活動を続けています。これから季節が変わるように、要望の内容が変化していくと思いますが、なるべく応えられるように備品や設備を整えていきます。

 

2020年7月豪雨災害 新型コロナウイルス×被災地 緊急支援募金