石巻市民の経験から災害時の対応を学ぶ冊子を無料贈呈!

PBVは、2011年3月の緊急期から現在に至るまで、宮城県石巻市や女川町を中心にボランティア活動を展開してきました。その中で、被災を経験した多くの市民の方々と出会い、当時のお話を伺い、多くのことを学んできました。

 

例えば、「一人一つ行き渡らない物資は、交替で使えるようにレンタルノートを作って順番で使えるように工夫した」、「避難所でのプライバシーの確保のためには、パーテーションが必要だったけれど、高すぎると避難者の健康管理がしずらくなるから、腰までの高さに工夫した」など、多くの方たちが臨機応変な対応を迫られました。

被災の現場から生まれたこれらの沢山の工夫例を多くの人たちに知ってほしい!そして、自分が万が一被災してしまった時に役立ててほしい!と考えるようになりました。

 

そこで、石巻市であの震災を経験した市民の方々に聞き取り調査を実施し、100を超える事例を抽出し、その中でも特に多くの市民が共通して抱えた課題やその工夫例を冊子『石巻市民から学ぶ!!支援を活かす地域力』としてまとめました。

 

活援力_表紙

 

100時間を超える聞き取り調査からは様々な工夫例が挙げられた一方で、同時に多くの市民が共通して抱えていた課題、震災前に知っておけば良かったと思う内容も浮き彫りとなりました。

そのため、冊子の中には工夫例だけでなく、失敗例やあるいは「どうすればよいのか分からなかった」という事例も含めて掲載しています。

 

 

≪ 目 次 ≫

序章 知っておこう!   災害に関する基礎知識
1章 情報編       災害時の情報の受発信をするためにどのような工夫があるの!?
2章 避難生活編     避難生活中にはどのようなことが起こるの!?
3章 支援物資編     限りある支援物資を配布するための工夫とは!?
4章 災害ボランティア編 「災害ボランティア」って何者!?
5章 地域編        地域力が災害時を生き抜く鍵になる!?

活援力_もくじ

活援力_P10-P11

活援力_P16-P17

活援力_P18-P19

 

今回は、この冊子の完成を記念して、読者アンケートにご協力いただける方、先着100名様に無料にて贈呈させていただくキャンペーンを実施しています。ご希望の方は、お申込みください。 (100名様以降については、1,080円/冊にて販売させて頂きます。)

★ 冊子『石巻市民から学ぶ!!支援を活かす地域力』完成!
  先着100名に冊子の無料贈呈キャンペーン実施中

 

 

 

なお、PBVではこの冊子を活用した「支援を活かす地域力 ワークショップ」を全国各地で実施します。ワークショップでは、開催地域において災害が発生したことを想定し、避難所、支援物資、ボランティアなど様々な支援を活用する際の具体的な行動について、共に考えます。今年度は、助成金によって運営されるため、非営利団体に限り講師派遣費用免除にて開催することが可能です。ご関心がある方は、お問い合わせください。

★地域の災害対応力向上 「支援を活かす地域力 ワークショップ」 日本全国で開催!

 

 

 

東日本大震災の経験を、次に来るであろう災害に活かすこと。
今後も、地域の災害対応力向上について一緒に考えて行きたいと思います。