自慢の野菜ができました。 畑づくり支援・近況レポート

石巻の方々から、「こんなに野菜が大きくなったことを、手伝ってくれたボランティアさんにも知らせて欲しい」という声をいただきました。数ヶ月ぶりのレポートになりますが、「畑づくり支援」の報告です。

 

昨年11月から続けている石巻での畑づくり。元々は、仮設入居者支援の一環として、津波で流された畑や家庭菜園を復活させたいと始めました。「畑やっていると夢中になって嫌なことも忘れられるし、野菜を育てる楽しみを持って生活できる」など、前向きなコメントもたくさん寄せられます。

そこで、仮設入居者に限らず、リクエストをいただいた在宅の方々のニーズにもできる限り応えています。この6月までに設置したのは、本庁(旧石巻市)、北上雄勝、牡鹿半島の20地域以上で、計121枚(畑はこう数えるそうです)になりました。

 

温かくなって、設置した畑を久しぶりに見に行くと・・・

 

葱やじゃがいも、玉ねぎ、キュウリなど、色々な野菜が元気に育っているんです!

 

仮設入居者の中でも、すでに退職された高齢の方々などは、普段はあまり外に出るきっかけもありません。けれど、野菜に水をやったりといった毎日の畑仕事は、自分から外に出かけるという生活の一部になります。

表情も明るくなって、周りで同じように畑をやっている方々同士で収穫した野菜を交換し合ったりと、様々な効果が生まれているようです。今年は台風や大雨が多いのでいつも心配になりますが、元気に畑仕事をする笑顔とすくすく育つ野菜の姿を目の前にする、ここまでやってきて本当に良かったなと思います。

 

最後に、おまけ。
カメラマンでもあるスタッフの鈴木省一作・畑づくりのスライドショーです。
ご覧ください。

 

 

 

photo:Shoichi Suzuki