東京と石巻を皮切りにフィリピン30号台風被害への街頭募金活動を行っています。
東日本大震災では、フィリピン市民からも義捐金や救援物資など多くの支援が東北に届けられました。その恩返しの意味も込めて、多くの石巻の方たちが街頭募金に ご協力いただきました。被災地から被災地へ、今度は自分たちが助けになりたいという想いを感じる募金活動となりました。(その様子はピースボートセンター いしのまきのスタッフブログでも紹介されています。)
国際交流NGOピースボートは、1985年から何度もフィリピンを訪れ、草の根の交流を続けています。その繋がりもあり、フィリピンの被災地を訪れたPBV先遣スタッフは地元団体から歓迎を受け、現時状況の情報を共有しながら、連携して活動しております。
今後、被災された方たちが生活再建していく上で必要なキッチン用品の提供を行う事になりました。また、日本全国にあるピースボートセンター(東京、福岡、名 古屋、埼玉、札幌など)を中心に街頭募金活動を継続していきます。街頭募金のお手伝いをして下さる方、お店やイベントなど人が集まる場所での置き募金に協力して下さる方も募集しています。
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NGOピースボートのフィリピン台風30号災害救援ボランティア
孤立したビリラン島・約600の全壊世帯へキッチン用品の提供を決定!
フィ リピンやベトナムを襲った台風30号(国際名「ハイエン」、フィリピン名「ヨランダ」)は、フィリピン中部の島々で、犠牲者数5,700人を越える甚大な 被害をもたらしました。いまだに1,700人以上が行方不明です。国連や国際NGOを中心に、食料や物資の配布、医療活動、復旧に向けた様々な取り組みが されていますが、広範囲かつ複雑な地形という悪条件も伴い、全体の数%しか支援が追いついていないのが現状です。
ピース ボート災害ボランティアセンター(以下、ピースボート)では、11月15日から先遣チームが現地入りし、マニラ、セブ、レイテなどの被害状況を調査しつ つ、すでに避難所への食事提供、車椅子などのヘルスケア用品の提供などのプロジェクトを実施しました。また年内には、日本からの追加スタッフも合流させ、 国連による支援対象からもはずれ孤立するビリラン島の全壊家屋約600世帯に対して、フライパンや鍋、皿類などのキッチン用品提供のボランティアを実施することに決めました。
ビリラン島は、レイテ島・サマール島の中間に位置する人口約14万人の独立州。1992年にレイテ州 から独立したものの国際的に認知されていないことから、国連や国際NGOが支援対象とする調整会議(クラスターミーティング)でも対象地区に上っていない 場所。11万人以上、全体の7割が台風と高潮による被害を受けており、5,000世帯以上が全壊被害を受けています。ビリラン島への物資支援、家屋・生 活再建プロジェクトは、同じく救援に入っている国際NGO「CWS(Church World Service)」、フィリピンの現地NGO「PDRN(Pampanga Disaster Response Network)」らと共同で実施する予定です。
■□■ ピースボート フィリピン台風30号緊急支援募金 ■□■
ビリラン島でのキッチン用品(フライパン、鍋類、ポット、やかん、おたま、皿・コップ類、スプーン・フォークなど)配布プロジェクトの募金にご協力ください。
郵便振替口座 : 00120-9-488841 ※下6桁は右ツメ
口座名 : 社)ピースボート災害ボランティアセンター
※通信欄に「フィリピン」とご記入ください
※クレジットカードでの募金は http://pbv.or.jp/donate/2013_philippines.html
※東京、石巻(宮城)、札幌、名古屋、大阪、福岡など各地で街頭募金も実施しています。スケジュール詳細はお問い合わせください。
■□■ 12/9 帰国スタッフによる現地報告会を行います。 ■□■
【 日 時 】 2013年12月9 日(月) 19:00~20:30
【 場 所 】 ピースボート災害ボランティアセンター東京事務局(高田馬場駅 早稲田口より徒歩7分)
【報告者】 合田茂広(同センター理事)
【参加費】 無料 ※要予約
【お問合せ/予約】 TEL:03-3363-7967 http://pbv.or.jp/others/20131209_philippines_hokokukai.html