水明保育所が再開!!こどもスマイルプロジェクト

 2011年5月6日、今日は待ちに待った「水明保育所」の入所式。約2ヶ月ぶりに、元気な子どもたちの声が響いています。

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 4月30日から、apバンクさん、滝沢建設さん、ピースボートの共同で始まった水明保育所とその向かいの袋谷地南公園の清掃「こどもスマイルプロジェク ト」。旧北上川から流れてきた津波は大量の瓦礫やヘドロを運び、保育所のお庭も公園もゴミで溢れかえっていました。

「なんとか入所式までには、清潔で安心して遊べるお庭で子どもたちを迎えたい。」

保育所の方々とプロジェクトボランティアの願いは同じ。5日間の作業は、猛スピードで進められました。4月30日、5月1日の2日間だけでも、出たヘドロは土嚢袋約6,000個分!

 朝9時30分。ぴかぴかの笑顔で、お母さんやお父さんに手を引かれた子どもたちが、保育所に集まってきました。久しぶりに会うお友達との再会が嬉しくて、ついついはしゃいでしまいます。お母さん同士も「あれからどうしてた?」と近況報告。

子どもたちは全部で52名。新入生は19名。この間に引越しや避難所の関係で転出した子どもも多く、先生も人数の把握が難しかったそうです。

さて、いよいよ入所式の始まりです。まずは点呼から。

「パンダ組のみなさん、お名前呼ぶので元気にお返事してくださいね」
「はーい!」

元気な声が響きます。

続いて、所長の谷口先生からのご挨拶です。

「皆さん、入所式、おめでとうございます。
3月11日、保育所が壊れるかと思うくらい、大きな地震がきましたね。でも皆さん
は、とってもたくましくて、先生の「大丈夫ですよ」の言葉にうなずいて、自分ができ
ることをしっかりとやり、お父さんやお母さんが迎えに来るのをちゃんと待っていられましたね。

あれから、避難所に行ったり、お引越しをしたりしたお友達もいましたね。
保育所もお片づけのために、しばらくお休みをしてしまって皆さんをお待たせしてしまいました。きょうやっと、保育所に戻ってくることができました。
みんな、一つ大きな組になりましたね。ピンクのバッジのひよこ組さんが、今日から
新しいお仲間になりました。

さて皆さん、お外を見てください。大きな鯉のぼりが泳いでいますね。
これは、東京から、お兄さん・お姉さんが沢山やってきて、保育所のお庭を、みんなが元気に遊べますようにと綺麗にしてくれて、さらに鯉のぼりも届けてくれたのです。

それから、お部屋の中を見てください。綺麗なお花がいっぱいありますね。
これも、ボランティアの皆さんが、一鉢ずつ、プレゼントしてくれたものです。

それから、全国からもみんなが使う着替え袋や給食袋が届いていますよ。中にはお手紙も入っています。『悲しいときには、この袋で涙拭いてもいいんだよ。102歳のばぁばより。』

お部屋の後ろにも、いろんなところから届いたメッセージを貼ってありますよ。応援してくれる人が沢山います、嬉しいですね。皆さんの温かい応援の元、みんなで一緒にがんばっていきましょう。」

入所式の会場は、ラベンダー・アジサイ・くちなし・カーネーションの鉢植え、そしてフラワーアレンジメントでいっぱいでした。これは駅前のお花屋さんが、 保育所にプレゼントしたいというapバンクのスタッフや「石巻災害復興支援協議会」の声に応えて準備してくれたものです。

 入所式の後、お庭ではキリン組の皆さんが、お友達みんなを代表して「お兄さん、お姉さん、ありがとうございました」とご挨拶してくれました。め組 Japanさんが行っている「希望の種プロジェクト」のひまわりの種を一緒に植えました。夏にはこのひまわりの花が、このお庭に咲き誇っていることでしょ う。
(風にたなびく鯉のぼりを指差して)
「ねぇねぇ、見てー!しっぽふりふりして、頑張れって言ってるねー♪」

全国からの応援メッセージは、子どもたちへしっかりと届けられていました。

Photo:ピースボート、遠藤和秀