ボランティアとつくるお祭り_石巻川開き祭り

今日は、いつもお伝えしている作業現場レポートとは少し趣向を変えて、石巻市で活動するボランティア団体が一緒になって進めているプロジェクトの様子を少しだけお見せしますね。

上の写真に写っている方々は、石巻市を拠点に活動を行うNPOやNGOをはじめとしたボランティア団体の代表たち。

ここに集まっている団体は、以前のブログでもお伝えした「石巻災害復興支援協議会」に所属して日々の活動を行っています。

そんな各団体の人たちが集まってなにやらミーティングを行っています。

なんのミーティングをしているかというと、

コチラ

7月31日、8月1日に開催されることが決まった、「石巻川開き祭り」 のミーティング。

石巻川開き祭りは、川の恵みに感謝すると共に、ご先祖様や水難事故などで亡くなられた方を供養するという性格を持つお祭り。

今回の震災・津波の影響を受けて、開催をするかの検討が重ねられていましたが、主催団体の、石巻市、石巻商工会議所、石巻川開祭実行委員会は、復興への祈りを込めて開催を決定しました。

しかしながら、お祭りを実行するにあたり様々なマンパワーが足りていない現実を受けて、石巻災害復興支援協議会に所属するボランティアたちが、「僕らでお手伝いできることがあれば」と、このお祭りの開催をサポートすることになったのです。

ボランティアがサポートする内容も様々ありますが、今日お伝えするのはステージの部分。

基本的に、僕らボランティアで決めていることは、「あくまでも地元の方のお手伝いに徹する」ということですが、実行委員会の方々の計らいもあり、石巻駅と市役所の間にある「石巻駅前にぎわい交流広場」に、ボランティアによるステージが設けられることになりました。

そこでは、各団体のこれまでの支援活動報告や、地元の伝統芸能などの催し物などが企画されています。

今日のミーティングでは、ステージ周辺に設置される予定の各団体のブースに、これまで支援に携わったボランティアと市民の方々とのふれあいの場を設けたり、活動紹介のパネル展示をしてはどうかなどと、様々なアイディアが出ています。

1時間の予定のミーティングも、気づけば大幅に時間オーバー。真剣ながらも、楽しい議論が続きます。

ミーティングでは、各団体に振り分けられている担当部分の進捗確認や、困っている問題の相談など様々な事柄が話し合われました。

そしてミーティングが終わったあとは、ステージ周りに関連する団体のみんなと一緒に、現調へ向います。

8月1日の開催当日。ピーカン☆な空の下、この会場に多くの市民の方々とボランティアのみんなが集まって、楽しい時間を過ごしている姿を想像しながら、会場内の音響や救護所などの各施設の配置や、装飾のことなどを相談しあっています。

このお祭りに携わる団体も、長いところでは3月に僕らが入ったときから一緒に活動をしているメンバーも多くいるため、みんなとっても仲良し。

現場での打ち合わせもひとしきり終わると、作業現場と会議以外の場所で顔をあわせることがあまりないためか、そこかしこで談笑したり、いまさら「普段はなんの仕事されてるんですか」なんて質問が始まったり(笑)。

お祭り当日まで、残された時間も少ないですが、その中でも最大限地元の方々に楽しんでいただけるようなお祭りになるよう、各団体の垣根を越えてアイディアをぶつけ合います。

地元の人とボランティアで共に作る、今年の川開き祭り。

きっと楽しいものにしてみせますよ期待していてくださいね

と、実はこれを書いている僕が担当するのは、ステージディレクター。

実はとっても追い込まれていてプレッシャーに押しつぶされそうです(笑)。

それでは、今日も一日お疲れ様でした

明日も一日、がんばっぺ