国連防災世界会議に向けて [その9] ピープルズ・パビリオン

第3回国連防災世界会議 in 仙台」まで、あと4日。

期間中、最もたくさんの人の参加が予想されるのは、屋外展示が行われる勾当台(こうとうだい)公園で行われる「防災のひろば」「国際交流のひろば」。世界の料理が味わえるワールドキッチン、災害時に活躍する特殊車両の展示や消防訓練のパフォーマンス、伊達の武将隊やゆるキャラ・音楽ステージなど、家族連れでも楽しめるイベントがたくさん準備されています。
●屋外展示@勾当台公園の詳細は コチラ

この勾当台公園では、世界からのゲストと日本の市民がもっと身近に交流し話し合える場として、市民ネットワーク「JCC2015」が企画する多目的交流テント「ピープルズ・パビリオン」が特設されます。

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ピープルズ・パビリオン」は、会議に参加予定の海外ゲストからのニーズに応える形で発案されました。大きな国際会議では、本体会議場とは別にCSO(NGO/NPOなどの市民・民間団体)が集まる「CSO村」のようなものが設置されることがあります。アジア、アフリカ、ヨーロッパ、北中南米、オセアニアなどなど、普段は各国・各地域で活動するNGOが一堂に会するわけですから、せっかくの機会にたくさんの情報交換やネットワーキングをしようと賑わいます。

今回の国連防災世界会議は、仙台市内だけでも11の会場で同時並行でシンポジウムなどが進みます。初めて仙台に足を運ぶ海外CSOも多いので、まだ右も左も分かりません。CSOの人が気軽に立ち寄れるインフォーメーションであったり、ちょっとした打ち合わせやwifiやプリンターが使える事務作業スペース・ビジネスセンターがあると嬉しいですよね。私たちも海外での国際会議に参加した時、そういった場所があって助かったことが何度もあります。

一方、仙台市民や会議への参加を検討している日本の人たちと話していると、「仙台国際センターで行う本体会議には参加資格もないから入れない。世界各国から5,000人も来日sるみたいだけど、どこで会って話したりできるの?」と聞かれることもありました。「ピープルズ・パビリオン」のアイデアは、こんなところから始まりました。

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オープン期間は、3/14~3/18の9時~18時(最終日の3/18は、15時までの予定)まで。
機能は、大きくふたつ。

[シェアオフィス] Wi-Fi、電源、プリンター等を完備した約30席。コーヒーサービスも。
[セミナーハウス] 日本・海外からの持込企画の実施。会議場所としての貸し出し。

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特設のテントは、国際協力NGOピースウィンズ・ジャパンから、被災地での臨時避難所などにも使用したことのある22m×11mのバルーン・シェルター。コーヒーやお菓子のサービスは、真如苑救援ボランティアSeRVドトール・コーヒーさん。海外参加者向けの仙台市内道案内・まち歩きは、センダイ自由大学。運営の資金協力は、世界銀行防災グローバル・ファシリティ(GFDRR)。そして場所の貸し出しから段取り面では、第3回国連防災世界会議仙台開催実行委員会の皆さんなど、たくさんのご協力で運営できることになりました。

 

世界と日本の市民が身近に出会い、学び合える場所。
「ピープルズ・パビリオン」にも、ぜひ足を運んでみてください。

●多目的交流テント「ピープルズ・パビリオン」の特設ホームページは コチラ

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