【イベント報告】 12/5「マルチセクターの防災」

12月5日、東京・日比谷コンベンションホールにて、「マルチセクターの防災」と題した公開シンポジウムを行いました。JCC2015に加盟する日本のCSOはもちろん、世界銀行、JICA、大学関係者や研究者、社会人や一般学生まで幅広い層の約120名。来年3月に行われる「第3回国連防災世界会議 in 仙台」に向け、日本の市民セクター「JCC2015(2015防災世界会議日本CSOネットワーク)」と、ホスト国である内閣府、外務省の共催イベントです。

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「第3回国連防災世界会議」で注目されているひとつは、市民、企業、研究機関、自治体、行政といったマルチセクターが災害発生後の対応だけでなく、日頃の防災や減災の取り組みにおいていかに連携・協働することができるかということ。気候変動による災害の種類や起こる頻度の変化、貧困や乱開発による被害の増大、つまり防災・減災の分野は、環境や開発の問題に対するアプローチとも足並みを揃えていく必要があるという議論もまた大きなテーマのひとつです。

イベント内でもご紹介した映像ですが、国連防災世界会議の主催事務局代表マルガレータ・ワレストロム氏からのメッセージをご紹介します。

 

シンポジウムでは、PBV代表理事の山本隆をモデレーターに、田村政美さん(外務省)からは、国連防災世界会議で採択される「ポスト兵庫行動枠」における日本政府としての交渉状況であったり、齋藤馨さん(内閣府)からは会議の準備状況などの報告。新たにJCC2015共同代表に就任した堂本暁子さん(JWNDRR代表)からは災害時における女性の参画について、紅邑晶子さん(せんだい・みやぎ NPO センター代表理事)とPBV奥村からは、東日本大震災における現場でのマルチセクター連携事例などが紹介されました。

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Ustreamによる中継やtwitterによるイベント参加や質疑応答の場面もあり、様々な意見が飛び交いました。

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そして、この場で先行発表を行ったのが、
来年3月14日-17日の4日間、JCC2015が企画・運営する 市民防災世界会議

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JCC2015事務局長の堀内葵(国際協力NGOセンター[JANIC])

 

3日間で9つのテーマ別セッションを行い、4日目最終日には国際シンポジウムや震災を乗り越えてきた東北伝統芸能などのパフォーマンスも織り交ぜたメインイベントを行います。

CSCオモテCSCウラ

●チラシのPDF版(2MB)ダウンロードは コチラ

 

各セッションの登壇者やパフォーマーとの交渉も始まっていて、30組を越える国内外のゲストにご出演いただけそうです。
詳細は、また追ってお知らせします。