山形県南陽市豪雨災害 活動レポートファイナル

今年初めてとなる、国内水害へのボランティア派遣となりました。

 

山形県南陽市では、台風8号および梅雨前線の影響から、各地で7月としては記録的な豪雨による被害が発生しました。PBVでは、712日に先遣スタッフ2名による現地調査を開始。被害の状況からボランティアによる支援を決定し、83日までの活動終了までに延べ250人(日別総活動人数)のボランティアが参加してくれました。

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今回は、清掃を中心とした現場での作業の他、現地災害ボランティアセンター(以下:災害VC)らの活動情報発信や、災害VC開設場所から離れた地域に設置された、ボランティア活動の拠点となるサテライトの運営を行いました。

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2年連続で水害に見舞われた南陽市では、以前の経験を元に住民同士の助け合いによって被災した住宅が迅速に片付けられていきました。一方、住宅街が広く浸水した地域や、局地的に大きくダメージを受てしまった地域等、同じ市内でも全く違った被災状況が見受けられました。私たち外部支援者ができることは、そこを包括的に見て、それぞれに状況に合わせた対応を実施していくことでした

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今回支援活動を共に行った「南陽市豪雨災害ボランティアセンターでは、協働型のセンターというコンセプトを掲げ、多様な協力者と共に被災者支援に向き合う柔軟なチームだったというのが印象的でした。私達もそのチームの一員として、サテライトの運営や、センターからの活動情報発信。地元の高校生ボランティアの活動コーディネート等様々な活動を任せてもらいました。

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特徴的だったのが地元の企業が積極的にボランティアに参加していたことです。災害ボランティアセンター開設期間中、毎日社員をボランティアとして派遣していた所もあり感動しました。災害ボランティアセンター閉所後も社会福祉協議会と連携をして様々なニーズに対応をしているようです。地元の地域組織の強みが活かせれていると感じました

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また、南陽市のへの支援には、東日本大震災で被災した宮城県石巻市や、昨年緊急支援を共に行った伊豆大島や山口市からのボランティア参加や激励のメッセージなどが届き、胸が熱くなる思いでした。災害が起こった場所では「被災地」「被災者」「支援を受ける地域や人たち」という、画一的なイメージでくくられがちです。中にはそのようなイメージで見られる事自体にストレスを感じる人や、支援を受けてきたからこそ、何かあった時に今度は自分が誰かを支援したいと考える人たちもいます。これまでの活動を通して出来たつながりを基に、そのような想いを持った人たちと一緒に活動する場を積極的に作って行くこともPBVの出来る事だと学びました。

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今回も大きな事故やけが人もなく活動出来た事は、参加いただいたボランティアの皆さん一人ひとりの自己管理のおかげだと思います。また活動にご協力頂いた南陽市社会福祉協議会をはじめ南陽市の皆さんにも感謝したいと思います。

 

本当にありがとうございました。

この活動は、個人の皆様や、東京海上日動火災保険株式会社「Shere Happiness倶楽部」のご寄付と共に、「震災がつなぐ全国ネットワーク」からの助成にて実施されています。