【8日目】船の見送り、涙、涙(3)

〜スリランカ1日目 お別れ〜

象の孤児院から船にもどった子どもたち。
慌ただしくレセプションへと向かいます。

そうなんです。
本日が本船下船日。
想い出がいっぱい詰まった荷物が寂しげに並びます。

一生懸命、お兄さんお姉さんへの有り難うメッセージを綴る女の子。

下船時間までの、ほんのわずかな時間ですが
お兄さんお姉さんと最後のお別れ会が開かれます。

泣きながら先ほどのメッセージを渡す子どもたち

同時にお兄さんお姉さんからも
メッセージが綴られた手紙を受けとります。

思ってもいなかったプレゼントに子どもたちの視線は釘付けです。

普段はどことなくクールに装う子どもたちも

今宵ばかりは感情を抑えきらず

とってもお世話になったお兄さんお姉さんに

抱きついて甘えます。

「また逢おう!必ず逢おう!」
「本当にありがとう」
素敵な言霊が響きあいます。

こーんな愛のあふれるアーチをくぐり抜け

涙涙で下船口へとむかいます。

母のようなクルーズディレクターの田村さんに見送られ…

父のような本船事務局長の挟間さんに見送られ…

船を後にします。

(4)へつづく

 

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