福島子どもプロジェクト2014春 出発前オリエンテーションを行いました。

16日(日)出発前オリエンテーションを行いました。
やっと寒さが和らぎ、南相馬市も日中はポカポカとしていました。
出発まで一週間を切りました。参加する12名の子どもたちを紹介します。

(前列右から)
志賀匠真くん(石神中学校)
内田淑人くん(鹿島中)
木幡拓也くん(鹿島中)
熊耳遥さん(原町第三中学校)
井戸川陽香さん(小高中学校)
石橋尚美さん(原町第一中学校)
(後列左から)
後藤明音さん(原町第一中学校)
佐々木千尋さん(原町第三中学校)
菅野菜緒さん(原町第一中学校)
古内綾乃さん(原町第二中学校)
前田夏翔くん(鹿島中)
紺野雄太郎くん(原町第一中学校)

開始時刻2時には、すでに12名全員集まり、プログラムへの意気込みが感じられました。今後もこの調子で頑張っていきましょう!

今回のプログラムのテーマは「異文化を体験するアジア国際交流の旅」です。交流の基本はコミュニケーション。ということで、まず、自己紹介から始めました。お互いに知らない子どももいて、「全員が全員と話してね」と言ったところ、まだ恥ずかしいのか、男女別に知った顔で固まってしまいました。

次は、ゲームを使って恥ずかしさを取っ払いましょう。4人1組になり、1人が紙に書かれた単語を、言葉を使わないで体を使ったジェスチャーで残りのメンバーに伝えます。「オリンピック」、「ピースボート」、「バレリーナ」など、口で言ったら簡単な単語が、意外と難しいんです。どうしてもダメなら隣のメンバーに助けてもらい、みんな和気あいあいと、言葉を越えたコミュニケーションを行いました。「去年、オーストラリアに行った時、ホームステイ先で同じ様なことした」。参加者の一人が言いました。その通り!これから、子どもたちが訪れる国で、ジェスチャーは大いに役に立つことでしょう!

緊張がほぐれたところで、先週出していた宿題を見せてもらいました。「シンガポールとスリランカについて調べてくる」。子どもたちがインターネットや本でたくさん調べて来た事を書き出して、プロジェクターで写しました。そこに、スライドを使って捕捉説明を行いました。

「シンガポールにはどんな民族がいるのか」、「違う言語を持つ、違う民族同士が、一体どうやって一緒に生活しているのか」。みんな興味津々でスライドを見つめます。一緒に、シンガポールで話されている「Singlish(シングリッシュ)」も学びました。はい、OK, Lah! (シングリッシュでは、語尾に Lah を付けます)

続いて、スリランカ。スリランカは2004年に起きたスマトラ島沖地震で多くの犠牲者が出た場所です。3万5千人以上もの方が亡くなりました。今回のプログラムでは、津波を経験した青年たちとの交流も予定されています。そこで、子どもたちも震災について話します。また、スリランカでは2009年まで26年にも及ぶ長い内戦が続いていたことは、私たちは意外と実感がありません。治安は良くなったものの、未だ内戦の傷跡は街並みに見られ、人々の心に残っています。子どもたちには、そんな異文化も体験してもらいたいと思います。

最後に、サバイバル英会話レッスンです。英語で自己紹介をして、現地で交流する人々との会話を想定しながら、「会えて嬉しいです」、「メールアドレスを教えてください」、「また会いましょう」などや、買い物のための英会話を学びました。「これは何て言うの?」と質問もたくさん出ました。「?」が生まれて来たということは、頭が異文化体験に切り替わって来ている証拠です。子どもたちの中には、英語が得意な子もいるので、みんなで協力し合ってサバイバルしてくる事でしょう!

出発はいよいよ21日(金)です。まだまだ寒い日本を飛び出して、常夏の東南アジアに飛びます。「何もかも初めてて、全部た楽しみです」事前アンケートで書いてくれた言葉です。希望一杯、不安ちょっぴりの子どもたちが、一体どんな事を吸収してくるのか楽しみです。

 

◆ご支援のお願い

「福島子どもプロジェクト2014・春」では、資金が不足しており、募金の呼びかけを行っています。皆様のご協力をお願い申し上げます。

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郵便振替口座 : 00120-9-488841  ※下6桁は右ツメ
口座名 : 社)ピースボート災害ボランティアセンター

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口座名 : 社)ピースボート災害ボランティアセンター

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◇クレジットカードでの募金は コチラ

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