春休みが始まってすぐ、南相馬の子どもたち12名が、「異文化を体験するアジア国際交流の旅(3月21日〜31日)」に参加します。3月2日(日)、清々しい晴天の午後に、南相馬市鹿島区役所をお借りして説明会を行いました。
(海外旅行が初めての子どももいて、みんのドキドキが伝わってきます)
今回プログラムに参加するのは、原町第一中学校から4名、原町第三中学校から2名、原町第一、小高、石神から1名、来年鹿島中学校に上がる3名です。初顔合わせの日に、同じ学校の知った顔を見てほっとする子もいれば、ちょっぴり心細そうな子もいます。
説明会の冒頭では、プロジェクトの受け入れ団体「南相馬こどものつばさ」代表の西道典さんから、思い切り遊び、学んで来てほしいと応援のメッセージをいただきました。震災直後から子どもたちの保養プログラムの提供支援を行っている「南相馬こどものつばさ」では、現在も様々な活動を行っています。ホームページと併せてFacebookページもご覧ください。
ここで少し、南相馬市の背景を説明させてください。南相馬市は、北から鹿島区、原町区、小高区に分かれており、一番南の小高区は、原発から20キロ圏内にあり、放射能の影響で居住制限区域とされています。子どもたちは、事故後、北部の鹿島地区の学校で合同授業を行っていました。現在、帰宅可能となった区域では、学校の部活動なども再開しましたが、未だ、避難生活を続ける子どもたちも多くいます。「将来何になりたいか」、「どんな未来を描くのか」 私たちは、国際交流を通して、子どもたちに無限の可能性を感じてもらいたいと思っています。
訪れる国、船の中の生活、持っていくもの、お小遣いの目安など、一通りの説明を終え、会は終了しました。ほっとしたのもつかの間、子どもたちには、出発前研修までの宿題が出されました。
・シンガポールとスリランカの国を調べる(民族多様性や過去の震災など)
・英語で自己紹介ができるように準備する(学校にいるネイティブの英語教師に聞いちゃおう)
今頃は、きっと猛勉強中、かな?
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