南相馬からオーストラリアへと渡った12名の中学生。メルボルンに着いて一夜があけた朝、それぞれのホームステイ先から集まってきたユース達は、それぞれの楽しい時間と十分な休息をとって元気が戻った様子でした。今日は2つの学校訪問とビーチ体験の1日です。
最初にベントリー・セカンダリー・カレッジ(7年生から12年生が通う学校)を訪問しました。そこでは、在来種の植物を植えて森をつくったり、雨水のリサイクルシステムをつくったり、小さな風力発電機をとりつけて学校の電力消費をまかなったり、と学校をあげて持続可能プロジェクトに取り組んでいます。
生物多様性を高めたり、二酸化炭素の排出を減らしたりするとともに、生徒が屋外の自然の中で学習ができるような環境が整っており、ユースたちもノートをとるのに一生懸命。
日本語を勉強しているクラスを訪問すると、生徒たちがオーストラリアで人気のベジマイトというペーストをパンにぬって準備してくれていました。
おそるおそる食べてみると・・・「おいしい」や、「みそみたい」などの感想。
一生懸命に日本語を話してくれた生徒たちにも感激しました。
2つ目はブライトン・ビーチ小学校。小学6年生のみなさんと一緒に小さなグループに分かれて、好きなスポーツや音楽、日本での生活、また震災の時の体験などについてディスカッションをしました。
バーベキューランチや、オーストラリアならではのスイーツもいただきました。
その後はボールをもって校庭へ・・・
まずは、オーストラリアフットボールを習いました。楕円形のボールをけるのは難しそうでしたが、ユース達はなかなか筋がいい様子。
あっという間にうちとけたユースと生徒たちはその後、男の子も女の子も校庭中をかけまわって思いっきりサッカーを楽しみました。
ゴールやファインプレーにはお互いから歓声があがり、言葉や文化の違いは全く関係なく、とっても盛り上がりました。
そしてお待ちかねのビーチへ。
水着に着替えたユース達は、初めてのサーフボードを体験。ビーチのライフセーバーのメンバーに水中での注意事項とルールを教えてもらい、ボードの乗りかたを習います。
最初はおっかなびっくりボードの上にのってパドルをしていましたが、すぐにコツをつかんでいました。
そのあとは、ビーチで綱引きをしたり、ドッジボールをしたり、夏の終わりのビーチを満喫しました。
たくさん笑って、食べて、体を動かして、忙しくも楽しい、オーストラリア体験満載の一日でした。
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