コンサート打ち上げ&最後の別れ

コンサート本当にお疲れさま!!
そして大成功おめでとう!!!
興奮冷めやらぬまま
保護者の方々も含めて皆で打ち上げパーティースタート!

もうお腹ペオコペコ!
食事を楽しみながら歓談中。

お?
何やら一人一人が真剣な顔つきで話し始めました。

その話しを温かく聴く皆。

いつもお調子者のロジェール君もちょっぴり寂しそうな表情で話しをしています。

そうなんです。
実は福島の子とベネズエラの子。
本日が最後の一緒に過ごす時間なのです。

それ故
「初めて出会った頃の話し。」
「一緒に過ごした洋上区間の想い出話し。」
「共に練習してきた話し。」
一人一人がそれぞれの想いを語っているのです。

想いを巡らせながら話しを聴くもの

溢れるものをこらえきれず話しを聴くもの

溢れるものを隠しながら話しを聴くもの

みんな、今までには見たこともない表情をしていました。

楽しい時間はあっという間に過ぎ

懐かしい時間が想い出となる時が近づいています。

一緒にいた時間が濃密だった分
別れの悲しみも相当のもの。

それすなわち
本当にお互いの間に良い絆ができた証拠。

今は一旦、自分たちの故郷にそれぞれ帰っていくけど
それは一生の別れを意味するものではありません。
これから将来、そう遠くない未来に再び逢う約束を交わし
言葉で表現できないこの想いを
それぞれがそれぞれに体で伝え合っていました。

彼ら彼女らのこれからの人生の中で
このプロジェクトの経験は必ず活かされると思います。

まだまだ人生という旅路は長く続きますが
「福島×ベネズエラ 音楽交流の船旅 2012 夏」は
ここで一旦幕を下ろします。

応援してくださった皆々様。
支援してくださった皆々様。
このプロジェクトに理解してくださり、自身の子どもたちを旅立たせてくださった保護者の方々。
そしていつも体当たりで何事にもチャレンジしてきた子どもたち。

最高の夏を有難うございました。

(写真・文 片岡)

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