アニメーションと練習とラテン音楽 (船内生活10日目)

おはようございます!
今日も子どもたちは元気に洋上生活を楽しんでいます!
来る818日のコンサートに向けて練習中。
加え、実は814日に船内で開かれるフォーマルコンサートにむけても同時進行で練習中なのです。
その為、今日の練習風景はちょっぴり変わった雰囲気。
少~し照明を落としての練習。。。

一体、何を行っているのかと言うと…

実はこれ、同じ区間に乗船されている水先案内人「宇井孝司さん」が
子どもたちの演奏の為にと準備してくれたアニメーションなのです。
オーケストラとアニメーションのコラボレーションができないか?
そう発案してくださり、そのテストを行っている最中のもの。

プロのアニメーションが加わることによって
グッと深みが増したオーケストラになってきてます。。。
写真右が宇井孝司さん。
テレビアニメの「タッチ」の演出を皮切りに映画『森の伝説』を手塚治虫氏と共同監督するなど、多くの作品を手がけて、『ジャングル大帝』の脚本と監督を担当し、文化庁芸術祭優秀子供番組賞を受賞された方なのです。
船内では子どもたちから「宇井ちゃん」「宇井ちゃん」と親しみ?を込めて呼ばれていますが…

さて、本番が近づくにつれ、練習にもどんどんこだわりが生まれてきています。
「ここはもっと速いテンポの方が良いのではないか?」
「ここはよりソフトに演奏した方が良いのではないか?」
先生たちも白熱しています。

真剣な表情のエル・システマのマリアナ。
今日、写真撮影するよ~、と呼びかけていたら、いつも以上にバッチリと髪を整え、撮って撮っての連呼。。。
見ためをかなり気にするのはどこの国でも同じ、いや、ベネズエラのそれは日本のそれ以上かもしれません。。。なんたってミスユニバースの国ですから。。

写真右手に写っている女性は、吉原なみ子さん。
元国立感染症研究所エイズ研究センター室長で、アジアやアフリカのエイズ対策に携わっている方。
また、現在の日本でのエイズ検査の基盤全てを作られた方でもあります。
その彼女を招いての『HIV/AIDS』講座。

勿論、子どもたちにもしっかりと参加させました。
学校の授業とは一風変わったワークショップをおりまぜての講座に子どもたちも真剣。

一方、エル・システマのメンバーは別の企画を実施中。
題して『オーケストラと行く!ベネズエラ音楽の旅』
う~ん、今すぐ、旅に出たくなるようなタイトルに、うっとり。。。

同じことを感じたのか、会場は超満員!
ベネズエラ・オーケストラの音楽家たちが案内人となり、7つの地域ごとに伝統、食文化、民芸品、フォルクローレ音楽に商店を当てながら、ベネズエラの側面を紹介してくれます。

そして、各地を代表する曲を1曲ずつ演奏!
クラシックのイメージが強かったエル・システマですが…

イメージ一変!
これぞラテンアメリカ!という音楽を演奏!
会場は大盛況に包まれ、エル・システマ、ベネズエラのまた新しい魅力が伝わったのではないでしょうか。。。

さて、再びマリアナ登場。。。(今日のマリアナ撮ってアピールは尋常ではなく…)
何かを一生懸命演奏しています。

その演奏にあわして歌うのは、船内の『ベネズエラ合唱団』!?
かなり大勢の方が参加してくれています。

自分たちの国の音楽を日本の人が歌ってくれる。
それっておそらく逆の立場でもとても嬉しいこと。
思わず、ニッコリ。と、マリアナばっかり撮ってないで私たちも撮ってよ。と、ニッコリ。
本当に写りたがりです。

ベネズエラ合唱団との通訳の橋渡しに協力してくれたGETの先生ともパシャリ!
なんか写真三昧な一日でした。。。

(写真・文 片岡)

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◎8月18日(土) 帰国コンサート@津田ホール

加藤登紀子×鎌 田實 ふくしま・うた語りスペシャル♪
「福島×ベネズエラ音楽交流プロジェクト」帰国コンサート

※プロジェクトの実施に当たっては、広く皆様からの募金・協賛金のご協力をお願いしています。残念ながら、まだ資金が不足しています。ぜひ、福島子 どもプロジェクトを応援してください。 コチラ

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