チューバと抹茶フラペチーノとサルサと (船内生活6日目)

今日も朝から元気に練習開始!

金管組に注目。
あれ?一番奥にちょっと見たことのない顔の人が。

少~しだけ日本人離れした顔つきですが正真正銘の日本人の彼。
あだ名を「もっきんさん」と言います。
一般の乗船客ですが、なんとまあ、この巨大なチューバを自前で持ち込んだ強者。(写真左)

なんとも協力的な方で、彼自身からの申請もあり、合同練習に協力してくれています。
頼もしい重低音も加わり、オーケストラに安定感が生まれてきました!
こうやって、外部からもドンドンと協力者が現れてくるのもピースボートの魅力の1つ。
みんなで1つのものを創りあげていきます。

練習終了後はみんなで仲良くランチタイム。

本日、福島のメンバーは船内のこんな企画に出てみました。

その名も「あなたならどうしますか?」
同じ福島出身者の三上さんが企画したものです。
住んでいる土地で原発事故が起こったらあなたならどうしますか?という点について、それぞれみんなで意見を持ち寄ってみようというこの企画。

当初、僕らスタッフも果たして福島の子どもたちをこのような企画に参加させて良いか否か迷いました。
けれども、船内からも福島の子どもの声を聞きたいということと、今現実として起きている問題を直視することから避けてはいけないのでは、という思いから、参加を決定。
結論的には参加させて良かったというのが正直な意見でした。
と言いますのも、福島の子どもたちそれぞれが、子どもとしてではなく、きちんと人としての意見を持ち、しっかりと発言していたからです。同時に同県外に出ることによって普段は中々聞くことのできない他の大人の意見もしっかりと聞けたからです。
おそらく、福島の子どもたちにとってはとても良い経験になったのではないでしょうか?

さてさて、場所を移して、こちらはプールデッキ。
何やら子どもたちがクルーの作ってくれているものに興味津々。
何かと言いますと、抹茶フラペチーノ。

同じくしてベネズエラのメンバーも興味津々。
「ちょっと飲んでみなよ。」と差し上げてみると…

この表情!
まだ、日本の抹茶は理解できない模様(笑)
何事も経験です。

こちらは美容室。
「もうすぐコンサートなんで身だしなみを整えないと」と散髪中の藤田友樹くん。
散髪終了後、「どこをどう切ったの!?」とツッコミをいれたくなるくらいの変化。
「いや、ちゃんとすいたんですよ!」と。。。
うーん、お年頃。

その美容室の上の階ではエル・システマのメンバーの為の企画が…

日本語の歌を日本語で歌おうという企画
題して「日本文化紹介」。

初めて聞く歌歌に興味爆発。
「ふるさと」「大きな栗の木の下で」などなど振り付けつきで歌います。

「もっと高くだよ」「ここのパートは僕が」などなど、さすが音楽にこだわりを持つメンバー。
1つ1つ全ての事に真剣に全力投球です。

案の定というか、やっぱりというか、、、
これもまた、のみこみのスピードが半端じゃなく早い!
さすが音楽家たちといった具合です。

Let’s Dance Time!
夜はサルサのスペシャルレッスン!
講師はピースボートスタッフの松村真澄&船内でサルサを学んでいた人々!
1組に1人は先生がつくほど、皆さん協力してくれました。

まずは足のステップを覚え、次はペアになった時にどう動くかを学びます。

とにかく実践あるのみ!
早速ペアになって……

リズムとともに……

ステップを刻んでいきます。

コラコラコラ。どさくさに紛れて何をしている!
彼らなりの愛情表現です。

始めはいろいろなことに戸惑いましたが……

徐々に時間が経つにつれて……

こーんな技も。。。

最終的にはクルーズディレクターの直さんも、楽しそうな香りを嗅ぎ付けて参加。
みんなで仲良く、ヘットヘトになるまで踊り尽くした夜でした。

(写真・文 片岡)

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