福島市。
先日、福島子どもプロジェクトに参加する、福島テレビ(FTV)ジュニアオーケストラのメンバーとの顔合わせ。
駅の改札を出て、まず我々をむかえてくださった方が古関裕而氏。 福島出身の作曲家。福島が音楽の街となったルーツでもある方です。
福島テレビに到着。
日曜日のテレビ局は普段より少しだけ静か。
そんな静けさの中、建物内のとある一室から素敵なメロディーが。。。
少しだけ覗かさせて頂くと。。。
やってました、練習。
練習といえども、その姿は真剣そのもの。思わず迫力に圧倒されてしまいます。
こちらは、今回の福島子どもプロジェクトで引率同行してくださる竹田先生。
ユーモア溢れる方で、本日も「メキシコにいくからドンタコスのTシャツを着てきました(笑)」とやる気満々。
子どもたちからも大人気の先生です。
この真剣なまなざし。
日曜日の午後にも関わらず、一生懸命と練習に励んでいます。
震災直後は練習をする場所・時間がなくなってしまったことは当然のことながら
それ以上に原発事故の影響で、オーケストラメンバー自体が散り散りとなり
FTVジュニアオーケストラの存続さえ危ぶまれました。
それでも、「大好きな音楽をやりたい!」と、練習を続けてきました。
まだまだ全員が揃っているわけではありませんが、なんとか7月の末に定期コンサートを開催できるようにまで至りました。
なんとかここまで来たものの、放射線量を気にしながらの学校生活や練習。特にトランペットなど、家の中では思いっきり吹けない大きな音の出る管楽器は、外で思いっきり練習したいでしょう。しかし、皆さんもスポーツ選手が被災地の子どもたちに無料のスポーツ教室を行うニュースなどをご覧になったことがあると思いますが、それも福島の場合はほとんどが体育館の中での実施されているのが現実。外で身体を動かすという、子どもたちにとっての仕事が制限される結果、県内の子どもたちの平均体重が徐々に減っているという報告もあります。
音楽も技術だけではなく、体力や感性が演奏に大きく演奏します。その場を提供することが、今回のプロジェクトの大きな目的です。
というわけで、本日はPBVスタッフのまっすんこと松村真澄が子どもたちに「どんな国に行って、どんな人たちと交流するの?」ということを分かりやすく説明してくれました。
エルシステマとは?ベネズエラとは?などなど。。。 時に子ども以上に保護者の方が興味津々に聞く場面も。
それでもやっぱりさすがはオーケストラの子どもたち。
自分たちと共通する音楽を演奏してるベネズエラの子どもたちの映像を見ている時の眼差しには、心にグッとくるものがありました。
ここで、突然のまっすんスペイン語教室がスタート。
「英語は習ってるけど、スペイン語なんて見たことないよー!」なんて声も。
最初はあんまり興味を持っていなかったものの、船内生活での同室がベネズエラの子どもたちと知ると、必死に勉強を始める姿も。とてもとても素直な子たち。
説明会の一番最後、親子共に身をのりだして釘付けになったものがコチラ!
同室になって3週間をともにするかもしれないベネズエラの子たちの写真。
その後は、「お小遣いは?」とか「食べ物は大丈夫?」「洗濯は?」などなど
質問の雨嵐、大騒ぎの残り時間となりました(笑)
出発まで、あと1ヶ月。準備もいよいよ本格化してきました。
blog and photos: Kazushi Kataoka
福島市ジュニアオーケストラが今でも華々しく活躍しているのをみて感動しています。
僕は30年近く前に所属し、トランペットを吹いていました。今でもそのトランペットを所有していますが、前歯が駄目になり、心臓もかなり弱り吹きたくても吹けません。
あの頃は、福島市ジュニアオーケストラ創成期で本当に楽しかった。中島先生、中島君、永山君、大石君、時彦、赤井さん、その他みんなどうしてるのかな。
僕はいま青森県の青森県立中央病院というところで、働いており、放射線科部長という肩書ですが、ほとんど脳血管内手術医です。
青森にお越しの際に、気兼ねなくご連絡ください。
音楽は楽しいね。頑張ってください。