2016年8月1日 上海
上海にやってきました。
子どもたちは、寄港地でのツアーにも少し慣れた様子で集合場所にやってきました。
今日のツアーは「都心の生態公園、崇明島へ」というものです。
崇明島は台湾と海南島に続く中国で3番目に大きい島で、鳥類の自然保護区に指定され、2002年には湿地の保存に関する国際条約であるラムサール条約登録地となりました。子どもたちはこの自然いっぱいの場所で、フェリー、自転車、電気自動車に乗り、東灘湿地公園を探索します。
まず、公園を散策する前に、腹ごしらえ。バイキング形式で本場中華料理をお腹いっぱい食べました。
エネルギー充電完了したら、東灘湿地公園に行きます。東灘湿地公園は太陽熱や風力を利用して、電気を生産・供給し、廃棄物の再利用やバイオ燃料の活用など環境を守る様々な努力をしているところです。
到着してすぐの感想としては、「暑い」。気温は35度以上あるのではないかということで、少しバテ気味の子どももいます。
さあ、出発!!フェリーに乗り、湿地帯を観察します。
水辺を進んでいくと、周りには、ピンクの花や木々が生い茂り、自然の豊かさを感じます。
フェリーからは、自由に飛び回るツバメもたくさん見えます。案内では、湿地公園内に、「揚子江アリゲーター」が生息しているという話を聞いた子どもたちは、「ワニがいるかもしれない!!」と興奮を隠せない様子です。
(実際は湿地帯から遠く離れているので出会うことはないそうです)
フェリーを降り、湿気帯をバックに記念撮影。
いよいよ次は、自転車での散策です。周りに黒鳥やヤギなどの動物が多く生息しています公園内を、自転車に乗り散策します。木々が生い茂る林に伸びる長い道を、自転車で走ります。
風を切って進むのでとても気持ちよい~!
自転車で向かった先は自然保護区です。広大な自然に囲まれて思わず、「気持ち~」と歓声が上がりました。
水平線に広がって見える広大な緑はとても気持ちがよいものです。
今回のツアーは日韓共催で行われ、その中には、キムボムさんという鳥に詳しい鳥博士がいました。韓国で鳥の観察と保護をしている団体の方です。
キムさんは、子どもたちへ鳥に関する様々なことをクイズ形式で教えてくれました。その中でも興味深かった話は、渡り鳥について。渡り鳥の中には、地球を半周する鳥もいるそうです。
その間、休みながらではありますが、飛び続けていく中で体重が半分になるそうです。
上海の1日は、とっても暑かったけれど、自然を感じ、動物とたくさん触れ合い、鳥博士の話を聞き、学びの多い1日でした。