4月3日、いよいよ最終日。9日間の旅を終えて子どもたち12名、無事に南相馬に帰ってきました!
「あぁ、疲れた〜!」「春休みの宿題おわらせなきゃー」と賑やかに話している子どもたちの表情は、どこか誇らしげ。出発したときより一回りも二回りも成長した子どもたちが、自分たちの言葉で今回の旅を報告します。
まずは、南相馬市市役所を訪れ桜井勝延市長に活動報告!
「一番楽しかったことは、初めての海外で韓国に行ったことです。韓国料理がおいしかったです!」
「広島で路面電車に乗ったりお好み焼きを食べたり、原爆ドームで戦争の話を聞いたことが印象に残っています。」
「船の中で、海外の方と英語で話せたことが一番の思い出です。いつか地球一周して世界中を旅してみたいです。」
桜井市長も子どもたち一人一人の声に丁寧に耳を傾けてくださいました。
市長への報告を終えると、急いで隣接しているラジオ局へ。
なんと、臨時災害放送局「南相馬ひばりエフエム」に生出演です!
ここでも、旅を通して楽しかったことや、印象に残っている出会いなどを報告しました。
「船の中で出会ったフォトグラファーの安田菜津紀さんの話が印象に残っています。話を聞いて、“仕事は役割”ということを学びました」
「今回の旅を通して、いろいろな職業の人の話を聞いて夢が見つかりました。私は、世界中の貧しい人たちのことを、日本で知らせられるような仕事がしたいです」
「いろいろな国の人たちが仲良く生活している船内のように、日本も南相馬も平和であってほしいと思いました」
みんな同じ時間を過ごしていても、感じたことや印象に残っていることはそれぞれ。一人一人、まっすぐ、しっかりと発表している姿に、思わず胸がいっぱいになりました。
最後に、パーソナリティーから「今回の旅が楽しかった人ー?」と聞かれると、全員そろって「はーい!」
充実した旅だったということは、みんな一緒のようです。よかった、よかった!
今回の旅で学んだこと、感じたことが、どうかこれからの人生の役に立ちますように。またいつか、みんなで笑顔で会いましょうね。
末尾になりましたが、今回のプロジェクト実施にあたり、本当に多くの方々からご支援ご協力いただきました。子どもたちに代わり、心より御礼申し上げます。どうもありがとうございました。
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今回の市長への活動報告の様子が以下の新聞で掲載されました。
福島民報「体験成長の糧に 市長に活動報告」(2015年4月7日朝刊)
『(中略)生徒たちは「戦争の悲惨さを学んだ。平和を大切にしていきたい」。「旅先で外国の人と英語で話せてよかった」などと桜井市長に報告した。桜井市長は「学校の授業では学べないことがたくさんあったと思う。今回の体験を成長につなげてほしい」と話した。』
福島民友「多文化交流成果伝える 南相馬」(2015年4月7日朝刊)
『(中略)活動報告では、「多くの人と交流を深められた」「ほかの世代の人たちと友人になれた」など、参加者が一人一人船旅を振り返った。桜井市長は「ほかの国の人たちと仲良くなれたのは良かった。この経験を生かしこれからいろいろなことを勉強してほしい」と激励した。』
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◆ご支援のお願い
プロジェクトの持続のため「ふくしま募金」の呼びかけを行っています。皆様のご協力をお願い申し上げます。
◇郵便振替
郵便振替口座 : 00120-9-488841 ※下6桁は右ツメ
口座名 : 社)ピースボート災害ボランティアセンター
※通信欄に「フクシマ」とご記入ください
◇銀行口座
ゆうちょ銀行 ゼロイチキュウ店(019店) : 当座0488841
口座名 : 社)ピースボート災害ボランティアセンター
※振込依頼人の前に「フクシマ」とお書きください ⇒ 例)「フクシマ ヤマダタロウ」
※三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行についてはお問い合わせください
◇クレジットカードでの募金は コチラ
※「福島子どもプロジェクト」は、国際NGOピースボートと一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンターが共同で実施しています。