津波被害者らと交流!

大統領との面会後は、スリランカ津波被害者の方々と交流をしました。

 

交流をすると言っても、そこには言葉の壁が存在します。
そんな、壁を取り除いてくれる方々が登場。彼ら彼女らはスリランカで日本語を勉強している若者たち。今日はわざわざこの会場に足を運んでくれました。

 

写真右の方がその代表者。日本語での挨拶に日本の中学生もビックリ。
とても日本語が上手なんです。

 

また、福島の中学生を代表して原町第一中学校3年生の齋藤廉くん(写真左)が挨拶。
「今日はわざわざ遠くから来て頂き有難うございます。スリランカの方々は2004年に津波の被害を受けたと聞いています。僕らも4ヶ月前に同じ境遇にいました。だからこそ、今日は何か一つでも分かち合えることができたら幸いです。」と。


まず初めに行われた交流内容は、ちょっとした簡単なゲーム。皆でリズムに合わせて手をたたいたり、前に出したりするというもの。単純なだけに、誰にでも分かり、面白い内容です。

 

その後は、手をたたいた回数に応じて、その回数分の人数に固まり、自己紹介タイム。

 

お次はそのグループ対抗、手をたたこうゲームにチャレンジ。チームワーク力がものをいうこのゲームに各グループ、よりいっそう絆を強めていきます。

 

その後はみんなで大きな輪になり…

 

何人と友達になれるかゲーム。

 

一生懸命、お互いの名前を聞きあっています。

 

時には、こんな風にメモをとったり。。。微妙な発音の違いで、名前を伝えるにも一苦労する場面も。。。それもまた異国の人たちと交流することの醍醐味の一つ。

 

最後は、福島の子ども、全員で日本の歌をプレゼント。
練習時間が少なかったにもかかわらず、みんなしっかりと歌えていました。

 

また、ピースボートの写真が入った額縁も一緒にプレゼント。

 

と、それだけにとどまらず、交流相手側、津波被害者の方々からも手作りの小さなメモ用紙と、メッセージをのせた手紙とを頂きました。

 

交流を終え、ちょっと一息。スリランカといえば…やっぱりコレ!
セイロンティーですね。これが、また、めちゃくちゃおいしいんです。

 

別れの刻はいつもあっという間に近づいてくるもの。。。
抱き合いながら、別れを惜しむ場面もありました。
始まりの時の言葉、「同じ境遇だからこそ、何か一つでも分かち合えるものがあれば…」今回の交流では、一つどころか、たくさん分かち合えるものがあったのではないでしょうか。

 

 

津波被害者との交流の場を後にして、次に訪れたのは動物園。ここ、スリランカの動物園は、東南アジアの中でも有数の動物園なんです。驚くなかれ、ダチョウとの距離がこんなにも近いんです。ちょっと気をつけてね。

 

のっしのっしと現れたのは、小象。小象といっても、この距離で見る象は迫力満点。興味津々で自らの手で象にタッチ。「毛がたくさん生えてるーー。」「かわいいーー。」「こえーー。」色々な声が聞こえてきます。


他にも結構珍しい動物たちがいます。
こちらはホワイトタイガー。そりゃぁ、思わずカメラを向けちゃいますよね。

 

 

存分に動物園を堪能した一行が向かうべき先は、いよいよ空港です。
楽しかったスリランカも、いや、この船旅も、今日でクライマックスです。
写真は出国カードを一生懸命記入している様子なんです。
出国カードなんて書いたことがない子がほとんど。悪戦苦闘しながらも一生懸命記入していきます。

 

記入を終え、チェックインを済ませ、セキュリティを通り、準備OK!
飛行機に乗り込めば、後は、日本への到着を待つのみです!

 

 

written and photos by Kazushi Kataoka

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