東の空に朝陽が昇る頃
うっすらと陸地が見え始めました。
いよいよ日本到着です。
普段は眠気眼でラジオ体操をしているメンバーも今日だけはバッチリと目を覚まし
船の上から見る最後の朝陽と
自分たちの生まれ育った日本を眺ています。
うっすらと見え始めたベイブリッジ!
タイミングを合わせてパシャリ。
福島の子どもたちにとっては懐かしい環境への帰国ですが
ベネズエラの子どもたちにとっては初めての環境への入国。
ちょっと違った意味でワクワクしています!
そして遂に横浜に着岸。
パスポートを受け取る為に列を作っていた子どもたちに
水先案内人の宇井さんからプレゼント!
貴重な原稿コピーを頂きました。
一生の宝物にしてね。
入国を済ませ、無事帰国!
最初は色々なことに戸惑ったこともありました。
コミュニケーションのすれ違いもありました。
思いっきり笑ったりはしゃいだりしたこともありました。
でも、皆無事に怪我なく帰国できたこと。まずはそれが一番大切です!
心なしか、結構顔つきも変わったのでは?
帰国してちょっぴりゆっくりしたいところですが
少~しだけお仕事を…
それがこちらの「帰国記者会見」
記者の方々が集まる中、記者会見がスタート。
福島県出身の方々が世界中で証言活動されたことの報告や感想を述べました。
そしてその中に混じって、我らが音楽交流の船旅、福島側の代表として大森聡志くんが出席。「今回のプログラムに参加して、本当に視野や考え方が広がりました。」といかにこの旅が有意義だったかということを語ってくれました。
同じくベネズエラ側からは引率のアリジュリさんと
ヘススくん。
自分たちにとって福島の人たちと一緒に生活をともにできたこと、演奏できたことはとてもとても大きなことでした。そのことでより福島の現状を知ることができたし、より近いものになったからです。と。
あ、竹田先生ごめんなさい。(写真左)
竹田先生も記者会見に出席していたんです!
その緊張から解放された、ホラ、この笑顔。
ベネズエラ勢も皆無事入国手続き完了!
ベネズエラ大使館の方も駆けつけてくれました。
それにしても日本は暑い!
果たしていつまでそのベネズエラカラーのジャンパーを着続けることができるのか?
今のところはこの笑顔!
初めての日本なので見るもの聞くもの全てが楽しいのでしょう!
港から歩いて10分のレストランにて昼食をとり…
今晩宿泊する旅館まで移動します。
お!いつの間にエスカレーターの右は空けるということを習ったのでしょうか?
電車の電光掲示板が珍しい?しきりに記念撮影をしていました。
ちーん。
そこは優先席ですよ~お客さん。
もちろんそんなことを知る由もなく記念撮影。
ベネズエラにも電車はあるでしょ!
ちゃ~んと優先席を理解したのか、乗り換えた電車では一般席に。
さてさて、これからの日本での生活、どうなることや。
(写真・文 片岡)