船内生活4日目

今日の始まりも朝のホームルームから。
英会話の先生ジョナサンが元気よくEnglishで挨拶をしてくれます。

 

写真右手に立っているのは星幸乃さん。
彼女自身の提案で「みんなでカラオケをやりませんか?」なんていう呼びかけが行われました。

 

 

ここはどこでしょう?
実は船の一番先頭であり、かつ最上階の操舵室なんです。
今日は南相馬ユースの為に特別ブリッジツアーが開かれました。

 

一体、この巨大な船がどのように操縦されているのか。。。
普段は滅多に入ることのできない場所を見学中。ちなみに写真左の方が事務局長の狭間さん。根っから船乗りの血が流れている航海士に海図の見方をレクチャーしてもらっています。

 

とにかく、今まで見たことのないものばかり…
船に搭載されているレーダーに目が釘付け状態。。。

 

船長の本物の帽子を借りることができました。
舵を握って、気分はまさに船長そのもの!

 

ビュービュー風の吹く中、飛ばされないようにしっかりと手すりを握っての記念撮影。
協力してくださった皆様、本当にありがとうございます。

 

 

午前中のブリッジツアーを終え、南相馬ユースパートナーと一緒に昼食をとったり、

 

Barの店員さんとちょっとしたEnglishで談笑をしたり、思い思いに過ごす中学生たち。

 

午後からは船内スペシャルイベントにご招待!
それがこの「フルーツパーティー」。船がアジア圏に寄港した際に、日本ではなかなかお目にかかれないフルーツをたくさん購入してきてくれているんです。それらを皆で食しましょうというイベントです。

 

英会話の先生にエスコートしてもらい…

 

順番を待つ間、マンゴスチンに盛り上がり…

 

ついに目の前に色とりどりのフルーツが!

 

どれをとれば良いのか迷っちゃいますよね。。。
もちろん、全部とって良いんですよ。
見たことのないフルーツを恐る恐る口に運ぶ姿なんかも見れました。けれども、どのフルーツを食べても「おいしい」の一言はつきもの。フルーツパーティー、招待してくれて本当に有難うございます。

 

 

食べた後は、学びの時間。
英会話の先生がやってきてくれて皆で英会話のレッスンです。

 

レッスンといっても、これまた先生が前に立って一人でしゃべるのではなく
皆で輪になってワイワイ。楽しく学んでこそ、本当に使える英会話がそこにあるんです。

 

 

学びの後は、運動の時間?
360度、海に囲まれた洋上でサッカー大会です。


とにかく元気!僕自身もまぜてもらったんですが、30分後にはもうついていけないくらい……若いっていいですね。。。初めて自分の歳を感じちゃいました。

 

 

一日のしめは夜のホームルーム。
今日はとある二人の生徒の提案で、「募金活動をしませんか?」と呼びかけがありました。発起人は小高中学校1年生 の天尾水樹さんと大原紗也郁さんです。自分たちの後輩にも同じ体験(この船に乗ること)をさせてあげたい、と想いのこもった呼びかけに、一同賛成。新しい 動きが始まろうとしています。

 

また、今日の夜のホームルームではとても貴重なお話を聞くことができました。写真左手に立って話をしてくださっている方は、生まれてすぐ広島で原爆による 被爆をし、現在は八千代市原爆被害者の会会長をなさっている中村紘さん。彼が原爆投下時のことや、被爆のこと、そしてこれからのことなどを紙芝居を交え話 してくれました。

 
子どもたちからは、「実際に教科書でしか習っていないこと。それが今、目の前に、実際に原爆を受けた人から話を聞いて、本当にそんなことがあったんだとリアリティがわきました。」なんて声もあがりました。
話を聞いた後は、みんなで「どうやったら争いをなくせるのか?」ということをグループに分かれて、考え、討論、発表なんかも行いました。教科書からだけでは学べないことをたくさん学んだのではないでしょうか?

 

 

written and photos by Kazushi Kataoka

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