「あなた」と歩んだ15年。
そして、共につくる災害に強い社会へ。

4月19日、ピースボート災害支援センター(PBV)は設立15年を迎えました。
 
これまで私たちの活動を支えてくださったボランティアの皆さま、ご寄付で支えてくださった皆さま、災害支援サポーター・フーバーサポーターの皆さま、企業・団体、ネットワーク関係者の皆さま、そして、被災地の住民の方々、行政、社会福祉協議会の皆さまに、心より感謝申し上げます。
 
2011年、東日本大震災の年に設立し、これまで「人こそが人を支援できるということ」を掲げて活動を続けてきました。15年の活動のなかで、人と人の自然な助け合いの連鎖を数多く目にしてきました。どんなに仕組みや技術が進化しても、困難な状況にある人の隣に寄り添い、直接的な支えになれるのは「人」でしかない。それが、活動の原点にあります。
 
4月5日に開催した「15周年記念イベント」には約700名の方にお越しいただき、また来場が叶わなかった方々からも多くのメッセージをいただきました。多くの方々の支えと信頼のもとで活動を続けられていることを、あらためて実感しております。
 
昨年には公益社団法人にもなり、これまで以上に活動に取り組んでまいります。
 
この15年の経験を次につなげてていくため、災害発生直後の迅速な緊急支援や中長期的な支援に加え、災害対応人材の育成、知見の共有、そして避難生活の改善に向けた専門的な支援の質の向上とネットワークの構築に力を入れてまいります。
 
困難な状況にあっても、誰もが助け合える社会を実現するため、平時からの「仕組みづくり」を一層進めていきます。被災地で得た経験を、社会全体の仕組みとして還元してまいります。
 
災害に強い社会づくりのために。
 
誰もが手を差し出し合える社会のために。
 
皆さまとともに歩み、成長していけるよう、スタッフ一同尽力してまいります。
 
ピースボート災害支援センター(PBV)

【4/5開催】
「PBV15周年記念イベントのご報告」

PBV15周年記念イベントダイジェスト映像

プログラム内容

14:00
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15:00
14:00〜15:00
PBV15周年記念トークセッション:第一部
「15年の軌跡
 ~東日本大震災から能登半島地震へ~」
2011年、東日本大震災の混乱の中で生まれた「人こそが人を支援できる」という信念。あれから15年、PBVは多くの皆様に支えられ、国内外の現場で支援の輪を広げてきました。 本セッションは、15周年記念イベントのオープニングを飾るメインプログラムです。 これまで共に歩んできてくださった多様なステークホルダー(被災者、行政、社協)が一堂に会し、改めて「支援の現場で何が起き、どう乗り越えてきたか」を振り返ります。 単なる回顧録にとどまらず、PBVがこの15年で培った「つなぐ力」や「組織としての成長」をご報告するとともに、立場を超えた対話を通じて、次の時代に必要な災害支援のあり方を模索します。
©KeitaHaginiwa2022
演奏
吉俣 良さん(作曲・編曲家)
鹿児島県出身。数多くのテレビドラマや映画の劇伴を手掛ける。主な作品にNHK連続テレビ小説「こころ」、NHK大河ドラマ「篤姫」「江~姫たちの戦国~」、映画「冷静と情熱のあいだ」、「Dr.コトー診療所」などがある。また、「鬼平犯科帳」新シリーズ(2024~)も手掛けている。近年では数々のコンサートも精力的に行っており、韓国公演や、ローマ・イタリア管弦楽団との共演など、好評を博している。2024年、堤川国際音楽映画祭にて堤川映画音楽賞を受賞。今年、プロデビュー45周年を迎えるにあたり、今秋に鹿児島公演を予定している。
登壇者
ファシリテーター
山本 隆
公益社団法人ピースボート災害支援センター 代表理事
スピーカー
阿部 紀代子さん
㈱八幡家 代表取締役・㈱街づくりまんぼう 取締役
 
神徳 宏紀さん
社会福祉法人珠洲市社会福祉協議会・総務管理課 珠洲ささえ愛センター 主事
 
坂口 茂さん
輪島市長
15:30
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16:30
15:30〜16:30
PBV15周年記念トークセッション:第二部
「災害支援の新たなステージへ
 〜現場・組織・人をつなぐPBVの役割〜」
災害は、もはや特別な出来事ではありません。気候変動や社会の変化により、国内外で人道的な危機が頻発する時代になっています。PBVは東日本大震災を契機に設立され、「人こそが人を支援できる」という思いのもと、国内外のべ118か所を超える様々な現場で、市民・企業・行政・支援団体とともに活動を続けてきました。緊急支援だけでなく、復興、備え、そして多様な主体が連携する支援の基盤づくりへ、支援のあり方も進化してきました。本セッションでは、現場の声と多様な関係者の視点を交えながら、次の15年に向けた将来像を語ります。私たちが直面する課題と目指す支援の姿を、皆さんと共に描いていきます。
登壇者
ファシリテーター
阪本 真由美さん
兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科 教授
スピーカー
所澤 新一郎さん
一般社団法人共同通信社 共同通信編集委員
 
原 裕樹さん
公益財団法人味の素ファンデーション 事務局長
 
高智穂 さくらさん
特定非営利活動法人ソナエトコ 理事
 
上島 安裕
公益社団法人ピースボート災害支援センター 理事兼事務局長
体験コーナー
防災・避難所体験など、
現場のリアルを五感で知ろう
メモリアル展示
写真で辿る、PBV15年間の軌跡
交流パーティー
立場の垣根を超え、これからの
未来を共に描く交流のひととき

お祝いメッセージをいただきました。

清武弘嗣さん (プロフットボールプレイヤー)

ピースボート災害支援センター(PBV)設立15周年、誠におめでとうございます。

能登半島地震をはじめ、これまで数多くの災害現場において、被災者の方々に寄り添い、迅速かつ継続的な支援を続けてこられた皆さまのご尽力に、心より敬意を表します。
PBVの活動は、単なる災害対応にとどまらず、人と人とをつなぎ、希望を未来へとつなぐ大きな力であると、支援に関わらせていただく中で強く感じてまいりました。
UDN SPORTSとして、またスポーツに携わる者として、PBVの皆さまの志に共感し、今後もスポーツの力を通じて、支援や社会貢献の輪を広げていければと考えております。

15年という節目が、さらなる飛躍と新たな挑戦のスタートとなることを心より祈念し、これからのご活動を応援しております。

亀山紘さん (前石巻市長)

ボランティア力の結集

公益社団法人ピースボート災害支援センター15周年記念イベントの開催誠におめでとうございます。東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻ですが、日本全国、世界各国の皆さんから多くのご支援をいただき、復興の歩みを進めることができました。ご支援をいただいた皆様に深く感謝を申し上げます。

PBVスタッフの皆さんは、震災直後から石巻市で活動を始めるとともに、大規模災害を克服するために必要な、ボランティアの数を確保しました。当時、力を結集して取り組む体制を構築することが一番の課題でした。

震災から約一か月後の4月10日に行われた「まちなかスマイルプロジェクト」は、石巻駅前広場を埋め尽くした約1000名のボランティアの皆さんが中心市街地の目抜き通りの店舗、家屋や道路に堆積した大量の瓦礫やヘドロの処理を行う一斉清掃は、被災地に強烈なインパクトを与えました。災害ボランティアとして組織されたスタッフの無比の行為は、被災者に寄り添い生きる希望と立ち上がる勇気を与えてくれました。