災害ボランティアセンターマッチングシミュレーションゲーム

災害ボランティアセンターマッチングシミュレーションゲーム

ご好評いただいている災害ボランティアセンター運営研修のためのカードゲームが、このたび皆さまにお届けできるようになりました。

あなたは、地震と洪水が発生した被災地の災害ボランティアセンターの運営スタッフ。

発災時から時期ごとに、実際にどんな事が被災地で起こりうるのか?
被災者のあらゆるニーズに対して、多様なボランティアをどのようにマッチングしていけばいいのか?

次々と起こるハプニングも乗り越えながら
災害支援活動を進めていきましょう!

ゲームのねらい

災害を受けた被災地では、社会福祉協議会を中心に「災害ボランティアセンター(災害VC)」が設置され、被災者支援が行われることが定着しました。

運営者が被災者の困りごとをきちんと把握し、次々と集まるボランティアを適材適所につなぐマッチングのポイントやフェーズ(時期)ごとの変化を想定し理解するため、シミュレーションを通して学びます。

運営の三原則である「被災者中心」「地元主体」「協働」を体現する災害ボランティアセンターのあり方について考えを深めます。

学びかた

★推奨人数:4~6人/1グループ
Step. 1

「進行役」「タイムキーパー」「コーディネーター」「スタッフ」を決めます。

進行役
進行役

被災地でよせられるニーズ内容が書かれたカードを読み上げます。グループワークやディスカッションが円滑に進むように、調整をしながらゲームを進めていく人です。

タイムキーパー
タイムキーパー

ゲームがスムーズに進行するよう、時間を管理します。また、途中で発生するハプニングをグループに共有する役目も担います。

コーディネーター
コーディネーター

災害ボランティアセンターのコーディネートを担い、最終決定権を持っています。難しい判断の最終決定をゆだねられます。

スタッフ
スタッフ

進行役・コーディネーター以外の人です。センター職員、住民ボランティア、民間支援団体職員などが想定されます。

Step. 2

ボランティアカードを広げます。
カードに書かれた各ボランティアの特徴をつかみます。

こんなボランティアたちがいます

  • ボランティア
  • ボランティア
  • ボランティア
  • ボランティア
  • ボランティア
ボランティア
大野さん
男 69歳
個人ボランティア 1名
地域住民、防災士
  • 駅前地区在住。
  • ボランティアは初めて。
  • 災害対応の勉強や訓練はしている。
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ボランティア
戸前さん
女 21歳
個人ボランティア 3名
市外在住
  • 大学生。
  • 留学経験もあり英語も得意。
  • 災害支援ではないが、ボランティア経験はある。
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ボランティア
土呂さん
男 45歳
個人ボランティア 1名
地域住民
  • 川東地区在住。
  • ボランティアは初めて。
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ボランティア
家永さん+友達
女 16歳 × 2名
女 17歳 × 1名
グループボランティア 3名
地域住民
  • 丘の上地区在住。
  • 高校生。
  • 友達2人と参加。
  • ボランティアは初めて。
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ボランティア
海原さん
男 21歳
個人ボランティア 1名
地域の土建屋
  • 西地区の鳶(とび)職。
  • ボランティアは初めて。
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Step. 3

各ニーズカードを読み上げ、3分以内にボランティアをマッチングします。

発災3日目・2週間後・2か月後を想定し、フェーズごとに異なる状況や要望に対応しながら進めます。
Step. 4

被災地では、想像もしないような出来事が次から次へと起こります。タイムキーパーがハプニングカードを読み上げたら対応します。

Step. 5

多様なボランティアと協働して、被災住民の個別の困りごとに、臨機応変に対応できているか、チームで話合いながら考えてみましょう。

ガイドブック
ゲームの概要や進め方を記載しています。こちらの資料を見ながらゲームを進めてください。
事例解説集
各ニーズカード、ハプニングカードのポイント解説と、これまでの被災地支援での事例を紹介しています。ゲーム実施後の振り返りにご活用下さい。

ゲームのおもしろさ

楽しく、でも真剣に

大切だとわかっていても、なかなか実行に移すことができない。災害への備えも、そのひとつだと思います。毎年、被災地で「まさか、この町が」と耳にするたびにそう実感してきました。

「災害現場の姿をリアルに想像して対策を考える」仕事や自分の役割であれば、真剣に取り組むはずです。災害VC運営の担当者であれば、「被災者中心」「地元主体」「協働」という三原則の意味を考える機会もあるかもしれません。ただ、災害VCの運営はその人だけではなくチームで担うものです。突然の被災でいざ災害VCが始まってしまうと、目の前の出来事への対処が優先され、改めてチームで話し合う余裕もなくなってしまいます。

ゲームづくりは、そんな災害VC担当者の悩みを聞いたことがきっかけでした。カードの内容は、実際に経験したハプニングや好事例がもとになっています。登場人物や起こる事柄の変化を感じられるよう、3つのフェーズ(時期)を準備しました。性別や年齢、経験値の違いがあるからこそ、いいアイディアが出やすい仕掛けもあります。もちろんゲームなので、少しだけ遊び心も盛り込みました。どんなチームで、どんな役割に分けるのか。ほかのチームはどんな答えを導き出したのか。ゲームの準備から振り返りまで、楽しく、でも真剣にプレーしてもらえれば幸いです。

災害ボランティアセンターマッチングシミュレーションゲーム

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多くの支援現場に立ち合ってきたPBVスタッフが、実際の災害VC運営支援をはじめとした災害支援の経験やノウハウをふんだんに紹介しながら、カードゲームキットを使って皆さんの学びをサポートします。

社協職員や地域組織、支援団体、ボランティアと共に、災害VCの運営を学ぶ機会を作りたいとお考えの方は、PBVスタッフとともにトライしてみませんか?

また、今後研修に取り入れていく上でのポイントや研修目的に沿った内容を、それぞれの依頼者・依頼組織に合わせてご提案します。お気軽にご相談ください。

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