【7日目】福島の子どもたちの発表

2016年8月4日 洋上最終日

子どもたちは朝から少し緊張な面持。なぜかというと、今日は2つも大きな発表があるからです、
1つは夕方に行う、南相馬の紹介企画。
本当に少ない時間で自分たちの地元がどんなところなのかを紹介する企画を考えてきました。でも、毎日たくさんのイベントと寄港地でのツアーなどで、時間ない中で行うので準備で大忙し。さっそく誰がどの部分を紹介するのか話し合いが行われます。

もう1つの大きな発表とは、ソーラン節です。一生懸命練習してきたソーラン節の本番が本日の日韓文化交流イベントです。今まで仲良くなったり、優しく接してくれて韓国のお友達に喜んでもらうために最後の追い込みで練習します。

日韓文化交流が始まります。
事前にフェイスメイクを行い、準備を行います。
あちらこちらで「緊張するね~」とか「まだメイクできていない子たちいる?」「私メイク変じゃないかな?」などお互いを確認する声が聞こえます。

いよいよ本番。

まずは、韓国側から「アリラーン」という朝鮮民謡と琴を披露したのちに、ソーラン節。
アップテンポな音楽と踊りに子どもたちの緊張もほぐれ、周りの観客を巻き込んでいました。
「ヤー!」という声や「ソーラン!ソーラン!」という声に観客も巻き込まれ、一緒に掛け声を掛けてきました。
終了後は拍手喝采!その後は、韓国側と一緒にアリラーンと、ソーラン節を一緒に踊りました。
踊り終わった後はお互いにハイタッチや拍手を送り合いました。
「楽しかったね~」という声があちらこちらからちらほら。
文化交流は大成功しました!

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成功が感動的に終わった後は、子どもたちの番がやってきました。
福島子どもプロジェクト自主企画「私たちの地元紹介~福島子どもプロジェクト~」が船の中央にあるアゴラというスペースで行われます。真剣な面持ちです。福島子どもプロジェクトの全員が話します。

地元の南相馬市の名物や食べ物の紹介です。
●ばたしょっと(バターしょうゆ味のスナック菓子で、南相馬市の2校の小学校6年生(当時)が菓子会社と一緒に共同開発したお菓子)
●アカヤシオ(別名ヤシオツヅジ、福島県の絶滅危惧種に指定されていて南相馬市が、北限とされている)
●セデッテ鹿島(2015年4月25日にオープン。相双地方の物産や伝統文化などの地域の情報を発信している。「せでって」は福島の方言で「連れてって」という意味)
気になるセデッテ鹿島の売り上げランキング。1位、まいたけおこわ 2位、アイスまんじゅう 3位、ほっきおにぎり
●南相馬の歴史あるイベントの「野馬追」の紹介をしました。

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地元紹介が終わった後は、温かい拍手が起こりました。

もう一つ、今回は福島子どもプロジェクトと初の試みとなるアシスタントユースが乗船しています。
東日本大震災がおきた2011年の夏。第1回目に参加をした、米本一星くんです。
南相馬市の紹介と1回目と今回を振り返り発表をしてもらいました。

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米本くんは、この旅を振り返り、子どもたちの写真をスライドショーにもしてくれました。
「自分が参加した時に海外を見ていろいろな経験ができ、たくさんの人と出会えたので、今回、子どもたちにも様々な体験をしてもらえれば」と語ってくれました。
1回目に参加した若者が成長して再度アシスタントとして参加しているとことを知った会場からは、多くの拍手が沸き起こりました。

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最後は全員から、「将来の夢」と「クルーズを通して楽しかったこと」を発表をしてもらいました。
中学生たちの今回を振り返ってもらうと、「もっとできたと思う」、「早口になってしまった」、「緊張したけど楽しかったからよかった」などの声が聞こえました。

洋上最終日にして大きな大役を終えることができました。

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