【3日目】日・中・韓 言語を越えた交流

2016年7月31日 洋上1日目

釜山の翌日は1日洋上で過ごす日となります。
朝のホームルームでは、1日の予定を確認します。
子どもたち対象の企画以外は自由時間も多くあるので、船内で行っている企画やデッキに出てみたりと思い思いの過ごし方をする日です。
子どもたちは「船内新聞」という船内の企画が一覧になったものを見ながら「どこに行こうかな?」、「どのように過ごそうかな?」と考えていました。

day3_1

まずは、水先案内人(洋上講師)であるチャオ・ゼンさん(経営コンサルタント)による、「わくわく上海」に参加しました。これは、明日、寄港する上海について事前知識を深めワクワクしてもらおうというものです。クイズ形式で上海のあれこれを面白おかしく話してくれました。

また、中国語講座もしてもらい明日の上海で、少しでも現地の言葉で交流出来るよう一生懸命練習していました。

day3_2

実は、中学生たちが密かに練習しているものがあります。
それは「ソーラン節」です。8月4日には「日韓文化交流」というものが開催される予定で、7月30日から毎日、炎天下の中一生懸命練習しています。今からどんなソーラン節になるのか楽しみです。

day3_4

夕方はクルーズの目玉の1つである日韓交流会です。
一緒に日韓クルーズを作ってきたパートナーである韓国の環境財団の方々が中心となり、韓国大学生たちが福島や熊本の子どもたちのために、伝統的な遊びを教えてくれました。
この大学生のみなさんは何と、子どもたちに説明するために、日本語の勉強をしてくれたそうです。

コンギノリ(お手玉)・・・5つほどある小さな石を1つ上に投げ、その間に下に置いてある石を2個3個とつかんでいく遊びです。

day3_5

ジェギチャギ・・・羽子板の羽のようなものを蹴鞠のように蹴っていくものです。
サッカー部のメンバーはお手の物。

day3_7

タッジチギ(メンコ)・・・紙を折りたたみ四角くしたものを日本の遊び面子のようにたたき、ひっくり返していくものです。

ユッノリ(双六)・・・4本の表と裏のある棒を投げ、出た模様分、ポイントが付きすごろくのように進めていくものです。失敗したら罰ゲーム。お尻で自分の名前を書きます。

タンタモッギ・・・日本の遊びのケンケンパを発展させたような遊び。日本のものと少し違うのはケンケン行く場所に羽のような障害物もありその障害物を避けて進んでのです。

day3_6

この5つの遊びを5つのグループに分かれて順番に回っていき、遊びをしていきます。

最初は韓国側も子どもたちも少し恥ずかしそうに交流をしていましたが、次第に慣れてくるとお互いに仲良くなっていきました。言葉もたどたどしかったものが、韓国語・日本語・英語が入り混じったものや身体で表現しながら精一杯伝えたいことを伝え、コミュニケーションを取っていました。

day3_8

最後は一緒に写真を撮ったり、握手したりとすっかり仲良くなりました。そして全体で写真も撮りました。日韓入り交じってみんな笑顔の記念撮影はとても感動的でした。終わった後も「次一緒にごはん行くの!」とか「とっても親切にしてくれた!」「次は韓国語で話しかけようかな」と子どもたちは興奮状態。まだまだ交流企画は続きます。

Comments are closed.