オープン6週間、「ピースボートセンターいしのまき」の1日

6月2日にオープンした「ピースボートセンターいしのまき」。少しずつ地元にも認知され、毎日20人近い住民の方々にも立ち寄ってくれる場所になってきました。たくさんの方が集まったイベントなどを含めると、この6週間でのべ1,000名を越える方々に利用していただいたことになります。


毎朝8時半頃、ボランティアの朝礼と活動場所への移動を送り出してから、センターの1日が始まります。

 

センターにあるのは、パソコン5台、くつろいでお喋りを楽しむテーブルスペース、本格実施に向けて準備中のPodcastラジオブース、イベントステージや会議室など。作業もできるし、イベントもできるし、ゆったりもできる。ソーシャル・コミュニティ・スペースとは、そんな多目的な空間を目指しています。

 

1Fのガラス部分には、ピースボートの船旅で撮影した世界中の写真パネルや地元のイベントポスターなど貼っています。石巻で今月、来月の目玉は、何と言っても「第89回石巻川開き祭り」。今年もたくさんの人が集まる2日間になることでしょう。

 


イベント時を除くと、いちばん人気は、インターネットスペース。宿題をやっているんでしょうか、それとも遊びに行くところを探しているんでしょうか?使い方が分からないときは、センターのスタッフがアドバイス。

 

 

ピースボートのボランティアの特徴は、多国籍のインターナショナル・ボランティアがたくさんいること。昨年3月から数えると、52の国と地域から800人を越えて集まりました。今もボランティアで参加していたり、以前参加したことをきっかけにセンターに足を運んでくれたりと、彼らの存在は僕たちには当たり前の光景ですが、石巻の子どもたちにとってはなかなか刺激的な様子。学校で習った英単語を実際に使う初めての機会になる子もいることでしょう。

 

 

大小含めると、イベントはこれまでの6週間で10本以上。主催することも、場所の貸し出しもありますが、プロのミュージシャンによるライブから伝統芸能、パソコン教室やお母さんたちの子育て情報交換会まで、バラエティー豊か。毎回老若男女が集います。

 

人が集まる場所であるとともに、石巻のコミュニティ情報を発信するのもセンターの役割。スタッフや記者ボランティアたちは、「仮設きずな新聞」の執筆や取材に奔走しています。

 

日中はご年配の方々がお話に来られたり、また「石巻の見どころや震災からこれまでの歩みについて教えてほしい」と県外からの方が立ち寄ることも多々あります。そして学校が終わった時間や休日は、高校生ら若い子たちが多く立ち寄ってくれています。中には、小学校の総合学習の授業で、クラス単位で訪問することもあります。

なんだかんだと賑やかな時間が過ぎると、夕方にはボランティア・リーダーやスタッフによるミーティング。今日の活動報告や明日以降の確認をして、1日が終わります。

 

オープンから6週間が過ぎ、まだまだこれからプロジェクトを増やしていく段階ですが、「ピースボートセンターいしのまき」は、「使っていただくこと」が目的。イベントやボランティアのご相談、一緒にやりたいプロジェクトのご提案も大歓迎です。ぜひお気軽にご連絡ください。

 

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最後に、センターから呼びかけをふたつ。

①川開き祭りのボランティアについて

第89回石巻川開き祭りが、7/31、8/1の日程で開催されます。通常の一週間ボランティアに加え、新たに川開き用のお手伝いボランティアの募集を開始しました。一緒に川開きを作ってくれる方を大募集中です。

ぜひ、ご参加ください。
●詳細は コチラ

 

②「仮設きずな新聞」への広告掲載について

昨年10月から石巻や雄勝などの地域に生活情報を届ける「仮設きずな新聞」(部数約5,000部)は、現在隔週で発行を続けています。震災から復旧・新しく再開した地元のお店などをこれからも応援したいと思っています。誌幅の関係もあり、すべてにお応えできるか分かりませんが、広告の掲載(無料)などをご希望の方は、下記までご相談ください。


●ピースボートセンターいしのまき 「仮設きずな新聞」係
TEL:0225-25-5602
FAX:0225-25-5603
MAIL:ishinomaki@pbv.or.jp