ボランティアの活動 「ストアー」編

全国から集まる支援物資を一手に引き受け、避難所や物資配給場所へスムーズに受け渡せるよう管理する倉庫での活動が、「ストアー」。
今回は、そんな縁の下の力持ちの活動報告です。

現在倉庫になっているのは、石巻専修大学内にある野球の室内練習場。大学のご好意で一定期間お借りしています。全国津々浦々から集まる支援物資は、日用品 から食料品、泥掻き用の掃除道具まで様々。ストアー担当のボランティアたちは、その受付から仕分け整理、管理を担当しています。倉庫内には、種類ごとに分 類された物資が整頓されています。

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各コーナーを担当制で物資の整理をしています。新しく入ってきたものは中身を確認し、種類やサイズなどで分類して数を把握しておきます。これにより、「○○はありますか?」と物資を取りに来た方々への対応をスムーズに進めることができます。

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ここには、毎日、避難所で支援活動をしている方、炊き出しやデリバリー(物資配布)を行っている方、また被災された方々自身が物資を取りにきます。まずは 受付で、どこに持っていくのか、どんなものが必要か確認。その後、中に入って担当のスタッフに、数やサイズなど相談して持ち出して行きます。

場所やニーズによって「こんなのもありますけど持って行きませんか?」とストアースタッフからアドバイスをすることも。年齢層や男女の割合、これまで持っていって喜ばれたものの記憶や、前任スタッフからの引継ぎがここで役に立ちます。

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こちらは、これから黄金浜へ行くデリバリースタッフ。
デ:「女性用の長靴は無いですか?」
ス:「いま女性用はあんまり無くて…奥のほうに少しあるかな、探してみますね」

けれど、送られてきた物資を仕分けするのに、苦労することもしばしば。
残念ながら故障などでお渡しできない状態の中古品、汚れのひどいもの、現地ニーズに合っていないもの、一箱に少量の物資が何種類もバラバラに詰め合わせてある箱などは、取り扱いに手間がかかり大変です。

でも、仕分けをしていて嬉しいことも。「箱の中に、被災者の方へのお手紙が入ってたりすると、自分が泣けてきちゃいます。」というスタッフも。

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受付やスタッフのとりまとめをしている北村さん。

Q:「最近よく出る物資はなんですか?」
A:「今週は、洗剤がよく出ますね。水道が通った地域の方々が、洗濯や掃除を始められているからだと思います。ここ2週間で人気なのは、新品の下着。男性用、女性用ともに、結構取りに来られました。」

外に出ることが少なく、倉庫の中で日々届く物資と格闘するストアーボランティア。

Q:「炊き出しや泥かきに比べてかなり地味な作業だと思いますが、やりがいは?」
A:「実際に、自分の担当がストアーだと聞いて、はじめはちょっとがっかりしちゃうメンバーも中にはいらっしゃいますね。(泥かき用の装備もばっちり準備 して参加したので・・・)でも、作業を進めていくと、物資の中継地点をしっかり機能させることがすごく大事だと分かってもらえます。メンバーそれぞれに、 物資を取りに来た方がわかりやすいように配置をしたり、看板を作ったり工夫していますよ。」

「支援物資が必要なくなるまで、しっかり管理するぞ!」というやる気がひしひし伝わってきました。縁の下の力持ちは、今日も沢山の被災者の方々に必要な物資が行き渡るよう、ストアーで頑張っています。