【大島台風26号災害】 活動レポート vol.1

PBVでは、台風26号・27号による土砂崩れなどで、大きな被害を受けた東京都伊豆大島での活動を始めました。今回もボランティアによる清掃作業などが主で、現地の「大島社会福祉協議会災害ボランティアセンター」はもちろん、首都直下地震に備えたネットワークとして東京都が検討・準備していた「東京都災害ボランティアセンター」とも協力しながらの支援活動です。

 

台風26号が伊豆大島を襲ったのは、先月16日のこと。18日には「大島社会福祉協議会災害ボランティアセンター」が設置され一部でボランティアの活動が開始されましたが、続く19・20日と大雨による避難勧告、さらに25日にも台風27号による避難指示・勧告が出されるなど、ボランティアだけでなく行方不明者の捜索などの活動も中断と再開を繰り返す状況でした。

 

27日にようやく天候が回復し、「大島社会福祉協議会災害ボランティアセンター」の活動が再開。翌日には、センターの側面支援を行うための応援として「東京都災害ボランティアセンター」(※)が設置されました。PBVでは、ボランティアが二次災害に巻き込まれる危険性もあったことから、支援の準備を整えつつ状況を見守ってきましたが、30日に先遣スタッフとセーフティーオフィサーを派遣し、そのまま活動をスタートさせています。

※PBVは、今回「東京都災害ボランティアセンター」の構成委員のひとつ国際協力NGOセンター(JANIC)正会員の位置づけで活動しています。

27日のボランティア受付再開から徐々に人数が増え始め、この三連休には毎日400人を越えるボランティア(うち約半数が島外から)が駆けつけました。島の規模的にもおおよその被害状況が把握できたこともあり、災害支援の経験を持つコーディネーターらは地元の方々と協力しすばやく情報を整理、刻々と変わる状況に臨機応変に対応しながら支援の体制ができあがってきました。


ボランティアを支援するボランティアも。この日は、美味しい豚汁を振舞っていただきました。

 

これからは、三連休後にぐっと少なくなるボランティアに継続して参加してもらうための工夫が必要です。また、この夏に経験した水害被害よりも作業中の危険が伴う活動で、またボランティアだけでなく自衛隊や消防などの関係機関も動いている現場です。こういった現場なので、東北での活動やリーダートレーニングを通じて、セーフティートレーニングの受講経験がある人たちにも、ぜひ応援に入ってほしいと思っています。

PBVとしては、ボランティアの安全面にも十分注意し、上手く役割分担をしながら、11月20日まで活動を続ける予定です。ご協力のほど、よろしくお願いします!

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