第2回おらほのまちづくり応援、見どころピックアップ!

今週末に実施する石巻・体験ボランティア「おらほのまちづくり応援」プログラム。普通に行ってもなかなか出会えない石巻の魅力がぎゅっと詰まった2日間。今日は、その中身をちょこっと紹介します。

●プログラムはまだまだ募集受付中。詳しくは コチラ

プログラムづくりで大切にしているのは、何と言っても「人」との出会い。震災から町やお店の再建を目指そうとする熱い想いとプランを聞く中で、参加者自身も一緒に未来図を描いていきます。

初日の石巻の街中を案内してくれるのは、「復興BAR」「コミかめ」「石巻工房」など、次々に新しい石巻のカタチを提案し続けるISHINOMAKI 2.0の松村豪太さん。「2.0 エクスカーション」と題して、復興の現在形を知るための街歩きプログラムを実施していただきます。


街歩きを案内してくれる松村豪太さん。

 

午後から夕方にかけては、「まちに生きる人たちに出会う」とグループを分けて、震災被害を乗り越えて再開を目指す、もしくは新しくオープンしたお店の取り組みに触れるプログラム。震災当時のこと、いま、これからについて、実際に工場やお店などの現場を訪れてお話を聞きます。

そのひとつが、山形屋商店さん。明治41年創業の老舗味噌・醤油屋さんです。

先祖代々守ってきた醸造所は、震災で大きなダメージを受け、廃業も考えたそうです。けれど、「残った商品でいいから譲って欲しい」とお客さんからも声をかけてもらううちに、自分にできること、やるべきことはお店の再建だと考えるようになったとのことです。

ピースボートでも、泥まみれになった醤油樽や味噌樽の清掃を行いました。まだ、自社工場での製造までは復旧できていませんが、内陸の別工場で製造したもの の販売や、今後も敷地内の古い蔵を利用したレストランを開業したいなど、一歩ずつ新しいスタイルでの営業に踏み出しています。

その他、「丸平かつおぶし」や「石巻しみん市場」「結日丸」「街づくりまんぼう」「まちづくりギルド」などなど、今日ここですべてをご紹介することはできませんが、気になる方はぜひ本番にご参加を。

 

2日目のハイライトは、おがつ店こ屋前で毎月行われている復興イベントへの参加。
今回は「夏祭り」です。


写真は、6月の「うに祭り」の様子。

 

雄勝の復興イベントは、昨年5月から続いているもの。ピースボートでも何度か参加させていただいています。実行委員会の会長として、ずっとこのイベントを続けてこられた高橋頼夫さんから、直々にお話をお伺いできることになりました。

石巻と雄勝のふたつの「まち」のいまを知り、そこに生きる人たちの取り組みに参加し、自分にできるまちづくりボランティアの可能性を探る。体験ボランティアならではの、こだわりの2日間になりそうです。

 

最後に、「おらほの浜体験」「おらほのまちづくり応援」と、体験ボランティアプログラムを担当するスタッフ奥村からのコメントです。

“ぜひ被災地としての石巻だけではない、新たな魅力を見つけに来てください。
2日間のプログラムを通して、日本のいまを感じることもできると思います。
石巻で皆さんとお会いできることを楽しみにしています!!”

 

 

photo: Mitsutoshi Nakamura