2012年も、石巻への定期ボランティア大募集!

震災から9ヶ月が経ちました。
被災地の現場を伝えるニュースも減り、少しずつ関心が薄れてきている気がします。

 

漁業や水産加工が盛んな宮城県石巻市や女川町。建築制限のかけられた土地で、 新しい工場は建ちません。半壊・全壊していても、そこを稼動させるしか再開の方法がない工場がたくさんあります。平等が基本の地元行政には、どこか1つの工場への支援はできません。清掃を手伝えるのは、民間のボランティアだけです。

外は凍えるように寒く、周りは知らない人だらけ、そして震災で多くを失った仮 設住宅の高齢者の方々。インターネットもほとんどありません。外に出て、人とコミュニケーションを図り、日々やりがいを持って暮らす。そんな当たり前の日常を届けるには、直接訪れるしか方法がありません。

 

確かに、1日でできる単純作業のボランティア活動は減りました。各自治体で個人ボランティアの受け入れを担った災害ボランティアセンター(社会福祉協議会運営)の中には、すでに閉鎖したところもあります。しかし、それは ボランティアへのニーズが減ったことではありません。ボランティアの担い手が、現地での継続支援を行うNGO/NPOへシフトしてきたということです。

 

PBVでは、来年もボランテ ィアを続けます。寒い冬を乗り切るには、熱い気持ちを持ったボランティアの参加が必要です。すでに、来年の定期派遣ボランティアの募集も開始しています。
まだまだやるべきことはたくさんあります。継続したご協力、よろしくお願いします。

 

◎2012年の定期派遣ボランティアの日程は コチラ