【事務局インターン】 2016年度の報告と2017年度の募集について

PBVでは、災害対応や防災・減災に取り組むユース世代の育成を目的に、18~35歳までを対象に、週2回・1ヶ月以上勤務できる東京事務局でのインターンを募集しています。今回のブログでは、「2017年度のインターンを検討したい!」という意欲のあるユースの皆さんに向けて、2016年度後期のインターン・井上綾乃さんの活動報告と感想をご紹介します。

※PBVのインターン募集の詳細・応募は こちら

井上綾乃さん[2016年度後期インターン/明治学院大学(当時)]


<インターン活動報告>

災害支援と防災・減災教育という二つの柱で活動しているPBVでのインターンでは、大学での学びとは異なる、実践的な学びを得ることができました。私は、大学のボランティアサークルを通じて、2012年の夏から岩手県大槌町での震災復興支援活動に携わりました。現地でお世話になった方々からお話がきっかけで、防災・減災にも興味を持つようになりました。大学では防災・減災が専門だったわけではないので、卒業を前にもっと学びたいと思い、昨年PBVのインターンに応募しました。

 

 
大学のボランティア団体「Do for Smile」では、4年間、大槌町吉里吉里の復興支援活動に参加。

 

初めに関わったのは、2016年9月4日に開催された「しんじゅく防災フェスタ」でした。インターン期間前でしたが、当日ボランティアとして参加しました。来場者も子どもから大人まで、外国人など、本当に多様な立場の人が来場したイベントでした。“楽しく学ぶ”ということをコンセプトにしていたので、どちらかと言えば硬く地味なイメージがある防災・減災に楽しく触れることができる場だったと思います。また、行政・民間を問わずさまざまな立場の人が準備から運営に携わっていて、普段から関係性や繋がりを作っておくことの重要性を実感するができた体験でした。

 

 

その後のインターン期間のなかで、主に関わったのは約50のNPO/NGOが集まって国内外の防災・減災に取り組む「防災・減災日本CSOネットワーク(JCC-DRR)」のユースプロジェクトでした。JCC-DRR Youthのメンバーには、同年代の学生や若者が集まっていて、とても楽しく活動することができました。3月には、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手・宮城・福島の3県を巡り、各地で防災・減災をがんばっているユースに出会うスタディーツアーを実施しました。

 

 

2016年3月に行った仙台での国際会議への参加、東北3県のスタディーツアーの様子

 

活動するための資金集めとなるクラウドファンディングを含め、一連のプロジェクトを企画から実施、報告まで関わったことは初めての経験で、試行錯誤しながらでしたが、マネジメントの難しさを実感することができました。それでも、ツアーを通してさまざまなユースとつながることができたのは、これから防災・減災活動を続けていく上で大きな財産になると思います。5月17日(水)の夜に報告会を開催するので、興味がある人はぜひ来てほしいです。
●JCC-DRR Youth の防災・減災スタディーツアー報告会の詳細・予約は コチラ

現場での災害支援と防災・減災のどちらの重要性も感じていた私にとって、両方を行っているPBVは最適なインターン先だったと思います。災害関連の知識だけでなく、社会人としてのマナーなども学ぶことができ、さらなる成長にもつながったと感じています。

 

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PBV東京事務局では、2017年度も引き続き、上記「しんじゅく防災フェスタ」や「JCC-DRR Youth」のプロジェクトを続けています。「メンバーになりたい!」「東京事務局でインターンしたい!」という学生やユースの皆さんのご応募をお待ちしています。
●東京事務局インターンのご応募は コチラ